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ロンドンで食事に満足した一日。




英国は料理には見るものがない、というのは本当である。
これだけはどうしても擁護できない。

おいしいものや店にはなかなか出会えず、おいしくてもおいしくなくても高い。

やっとおいしいお店に出会えたと思っても、3回目、4回目、一年後...どんどんクオリティ落ちていくのもしばしばで(テーブルをひっくり返したくなる)...

モエはまずいものを食べると不機嫌になるのだ。
子供の時、祖母や母に「食べ物にこだわりがあるのは下品である」と言われ続けたのだがな。




最近、とってもおいしいお店に出会ったので感激と共に書いておく!

ロンドン、メリルボーンのイタリア料理 Lita。
大陸ヨーロッパ、フランスやベルギーやイタリアで食べるのと同じくらいおいしい...久しぶりに感動した。

これで価格がロンドン価格でないとさらによい。




1枚目は名物のデザート、王道レモンパイ。ほんとうにおいしい。
デザートの数も種類もありきたりではなく充実していて、ハズレがないのもいいところだ。

2枚目はアミューズのアンチョビとトマト...おいしくて飲むように平らげてしまう。

3枚目は帆立のカルパッチョ、早生の宮川みかんが酸味に使われている。これが上半身がそり返るくらいおいしかった。

メインはドーセットの蟹...写真がないのが残念!
夫の鴨もよかった。




外のテラスもかわいい。




サービスがまだ不器用で熟れていないが、そこは英国風、悪くはない。




お茶はボーモンThe Beaumontで。

昔はアメリカン・バアが広く、シックで大の気に入りだったのだが、アフタヌーン・ティーを出すようになり、それ専用に...

憎しアフタヌーン・ティー。
ロンドンの目ぼしいホテルのティールームは、その時間になるとアフタヌーン・ティーしか出さなくなる。利益が出しやすいのだろう。
わたしは甘いものは嫌いではないものの、あれだけの量の炭水化物を一度に食べられない。

現在は以前、朝食ルームだったエリアが小ぶりのバアになっている。狭くなったが、居心地は変わらずいい。

入り口を譲ってくれた、ベルベットの襟のコートを羽織った背の高いジェントルマンに惚れ惚れした。


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