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マルディグラ@ルーヴェン




昨日から東ベルギーの街、ルーヴェンに来ている。

ルーヴァンには15世紀に設立されたルーヴェン・カトリック大学があり、街の平均年齢の若さに圧倒される。
娘ももし、親の仕事の都合で11歳の時に英国へ引っ越さなかったら、おそらくここで大学生になっていたであろう。


昨夜は月曜日だというのに(ベルギーは飲食店が日・月で休業することが多い)やたらと人出が多かった。
学校はクロッカス休暇中ではあるものの、大学にはあてはまらないはず。にもかかわらずカフェもレストランもどこもいっぱいで、いったいなぜだか考えたら...そりゃそうだ、謝肉祭の最終日だったのだ。

午後4時ごろから街を散策しつつ、よさそうなお店の店先や雰囲気を確認しに行ったりしたが、「満席」の張り紙をしてあるお店も少なくなく、あやうくディナー難民になるところだった。
拾う神あって...(満席の張り紙があったため、翌日は予約できるかと聞きに入ったところ、2人ならと入れてくれたのだ)とても好みのレストランで夕食を楽しめた。




というわけで今日はマルディグラ、告解の火曜日、パンケーキ・デイ...である。
今日も昼過ぎから目ぼしいカフェやティールームは学生さんたちで溢れている。

まだ春には遠いような気がする...でも春はベルギーでは突然来る。
今からルーベンのべギンホフ(べギン会修道院)の庭に何の花が咲いているか見に行ってみようかな...きっとクロッカスだろう。クロッカス休暇中だけあって。わがイングランドの片隅の庭にもクロッカスが満開だ。




ルーヴェンの市庁舎は、15世紀に建築されたブラバントのフランボワイヤン・ゴシック様式。

繊細で豪華なレースのような飾りが特徴。今でこそ「ベルギー」は地味な国かもしれないが、15世紀といえば、ヨーロッパ随一の繁栄を誇っていたブルージュが衰退し、続いてアントワープが次のヨーロッパ一の都市となりつつあったことを忘れてはならない。
それを念頭におくと、フランダースの街々のこの豪華さが伊達ではないと思えてくる。


明日は灰の水曜日。ベルギーの国境を超えたところにあるドイツのアーヘンの大聖堂に行ってみようかと思っている。

春の兆しを求めて。
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