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Brugge Style
gruuthusemuseumとブルージュの時の流れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/79/0ee21507d5995066d9d77aeeab8fa950.jpg)
復活祭のヴァカンス中のためか、街は人で溢れかえり、正直こんなに混んでいてはブルージュの良さがわかってもらえないのではと13年間ここに住んだ身としては心配になった。
久しぶりに街歩きをしたら、何百年もほとんど変わっていないらしいブルージュの街でも微調整や修復作業が絶えず行われていることに改めて気がついた。
当然といえば当然か、変わらないものとはつまり絶えず微妙に変化しているもののことだからだ。
例えば写真のグルトゥス美術館(13世紀貴族の館で15世紀から19世紀までの当時の生活を再現)は未だに工事中で(たしか2014年のオープン・デイ以降閉館)、開館予定は来年の春だそう!
ブルージュでは4、5年の閉館なんかどうってことないって言われているような気がする。
ちなみに13世紀から15世紀の間ほどはブルージュが交易で栄えた最盛期で、当時全欧州で一番リッチな街であったのだ。
昨日紹介した新しいワッフルの店を始め、商店街は一番変化が激しいセクター、ザンド広場の工事(こちらもまだやってるという感じ)、コンツエルトヘボウ脇にできた新しい水路、聖母教会(ここ何年か絶えず工事されていた)や聖サルバドーレ教会の入り口が変わっていたり、よく買い物に行っていた市壁の外の大型スーパーが全面改装していたりなど、他にもいろいろ、この街を離れてすでに7年弱(!)なのが身にしみた。
魚市場の前の道を現市長が自転車で通りかかり、義理の母が呼び止めて立ち話を始めたので、ブルージュの変化に驚いています、と言っておいた。彼は「時の流れはほんとうに速いですね」ととても社交的な微笑みを浮かべた。
さて、これからマーケットでフリッツ(フライドポテト。値段が2倍以上に上がっているのにも驚いた!)を食べて、アカデミーでケーキを買ってからバタバタと英国へ帰宅します。
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