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Brugge Style
夫婦漫才
以前駐在だった友人が「日本の旬のギャグを届けるわ!」と、出張でベルギーにいらした旦那さまに託してくれたのが、雑誌「LEON」「NIKITA」の夫婦漫才コンビ。
初めて見た。
そして引いた(笑)。
ニキータ。異常にダサい。
読者層30代以上をターゲットにしているわりにはモデルが白人のティーン・エイジャー。
編集者は白人モデルの個性も含めた美醜の区別がつかないのならば、熟練した日本人モデルを使った方がずっといいのにと思う。一流と言われるブランドのお洋服が全然いいものに見えないのである。
一番気になったのが文章だ。
女性向き雑誌の文章、と言うよりはおっさん向けの週刊ポストやパンチの文章のよう。
書き手は男性か?と妙に気になってチェックするも、女性のライターもいる。
どう読んでもおっさんライターが女性ライターのふりをして「どう?ボク、女性の欲求を熟知しているでしょ?」とにやけているようにしか思えないのだが...
また、皆まで言うな、という感じだが、そんな文章の中に「艶女/あでーじょ」並びにその他の恐ろしいセンスの造語がちりばめられ...寒い。
日本ではこの単語は実際に使われるとしたら、どういう文脈で使われるのか?
興味深い。
そして真打ちレオン。
真剣におしゃれをしてどうする。
真剣におしゃれをしている男なんぞ、真剣にゲームをやってる男と同じように醜悪ではないか。
近頃は男子も「もてたい」というあられもない願望を全開にしてオッケーなんですね。
いくら男性がレオンでおしゃれを磨いても、こんなにカタログ化されていてはお相手の”ニキータ”に出所がバレバレ。それってすごくかっこ悪いことだと思うんですけれど..
.あ、相手はニキータだからそれでいいのか。割れナベと綴じブタというわけか。
世の中は巧くできているのである。
他にもGoethe(ゲーテ)というまたすごそうな男性誌が出るそうだ(表紙はクルーニー様です)。ゲーテですよ、ゲーテ。ロマン派真打ち。真剣に苦悩を語るオヤジなんだろうか...こっちも見てみたい、そして笑わせていただきたい(笑)。
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merci
欧州にお住まいの方はご存知だろうと思うが...
チョコレート、その名も「merci」。
系統としてはスーパーなどで買える大量生産もののドイツ製チョコレートである。
コマーシャルでもやっているが、名前の「merci」は伊達ではない。メッセージ性が高いこのパッケージ、「礼状」や「Thank you カード」と同じ用途を持っているのである(と今日知った)。
ちょっとあの人にお礼が一言、言いたい時に...使うもののようだ(笑)。
使うもののようだ、と書いたのは、実際に使う人がいるとはなぜか思わなかったからである。
なぜならばカードに一行であっても直筆カードの方が優雅だし、くだけた間柄ならば最近はメールでお礼をするものだろうと思っていたから。
さらには、チョコレートなどの消えものを贈る時は少量であっても上質のものを、などと気取ってしまう自分を基準にしていたから。
...しかし今日、ついに頂いてしまった。
ご近所の方から、まさに「ほんのちょっとお礼」に。「ああこういう風に使うのね~」と新鮮で目から鱗が落ちる思いだった。
娘は「お礼」がチョコレートだと知って小躍りしていたし(笑)。
....
ついにデジカメが成仏してしまった。
2年弱と言う短い命だった。
修理に200ユーロと言われたので、迷わず新しく購入することに。出張中の夫がアメリカで調達してくるので、オリジナル写真がアップできるようになるのは12月中旬だろう。
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拾う神あり
昨日の日記は「何を愚痴ってるのか」という感じだったが...
本日も用足しの為にブラッセルへ行った(友人からは「ブラッセルにステュディオ(ワンルームアパート)でも借りたら?」と言われる)。
いや、まあ、今日お会いした日本人の担当者お2方はほんとう~に感じのいい方々だった。
お客一人のために、ナガラではなく、きちんと時間を取って質問には的確に答えてくれる...こういう態度は接客業でなくとも普段の人間関係においても大切である。
今後は娘に接する時にもワタクシ、心しておこう。
昨日のことがなかったら、あたりまえのこととしてこういう有り難さに気づきもなかったかも...
わたしは単純にできているので、これでとても気分がよくなり、必要のない買い物までしそうになりましたことよ(笑)。
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思いやり
ブラッセルには日本人の店員さんを配置しているお店が何軒もある。
また、店舗を構えていないビジネスでも、日本人の担当者が対応してくれるところがある。
今日、そういった店のひとつに入ったら、もう最初から購入意欲が失せてしまった。
原因は店員さんの「ため口」だ。
さらに、商品Aはこの3種類のうちのどれですか、の質問に対し、「これである(あるいは分からないから調べる)」の返事ではなく「分からないけど、Aでなくてはならない決まりはないんだから、どれでもいいんじゃないの?」とおっしゃったこと。
店員と客の関係だからへりくだれ、と言っているのではなく、大人同士のマナーとしての最小限の敬語があってもいいだろう、と思う(わたしは怒れば怒るほど言葉が丁寧になるタチ・笑)。
店員と客の関係でなくても、初対面からため口を聞く人をわたしはあまり信用できない。
外国に長い間住んでいるから敬語を忘れた、というのも言い訳にならない(そういう言い訳をする人が実際にいるのである!)。要は大人として相手への思いやり、ではないだろうか。
...
そして今夜は日本のアップル社のサポート・センターに電話したのだが...
感動の丁寧さ!
丁寧すぎて敬語がおかしくなることがあるのもご愛嬌、こちらの気が済むまで時間を取って詳しく説明してくれて、感動。
やはり要は「思いやり」なのである...(マニュアルがあるのよ、と言うなかれ・笑)。
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L'OCCITANE
ブルージュのサンタ・マリア・ノヴェッラのお店がなくなる!以後、ワタクシの石鹸はどこで買えと?!
と、数ヶ月前にぼやいていたが...
最後はディスプレイ用家具まで売りつくして閉店した(ブラッセルには取扱店があります)。
代わりに価格が手頃でご近所で、ついつい「まあ...いいか」とその場しのぎに石鹸を買うのがL'OCCITANEだ。
でも時々、その場しのぎにならないものが登場してくるのがL'OCCITANEのいいところ。
今日頂戴したサンプルのうちの「ハニー・ハーベスト」のマスク、惹かれた~。パッケージに堂々と「ロイヤルゼリー」と書いてあるのだもの。
香りははちみつ...と言えないこともないが、ちょっとわたしが苦手なランコム/トレゾア系の香り?しかしながらそれをカバーするに十分なテクスチャー、とろとろではちみつクリームのよう...敏感肌用を謳っているがかなり刺激があり、でも仕上がりは満足...
なんだかマイナスとプラスのファクターが微妙にからまりあう商品だが、安価なのでデコルテまでたっぷり使って後悔なしである。
日本はシート・マスク全盛、反対にこちらにはほとんど皆無...だからクリーム・マスクを駆使しなければ。
近頃はマスクにヒットがなかったので、乾燥にお悩みの欧州在住の奥様!刺激と香りに耐えられるならばこれはおすすめです。
余談。
L'OCCITANEのシア・バターもの。
妊娠3ヶ月の時、クレタ、ロードス両島で一ヶ月あまりを連日考古学三昧をして過ごした。わたしはつわりがひどく、この時、宿泊ホテルのアメニティーだったのがシア・バター・シリーズで、今でもこの香りを嗅ぐたびに、つわり気分が戻ってくる(笑)。
記憶は香りにまつわることが多い...
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