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カシニョールの女

バブルの頃、やたらと脚光を浴びたアートの世界。
あの時期でなければ顧みられるチャンスはなかったようなアーティストやその作品が高額で取引されていた。
わたしは画廊で買い付けにかかわるアルバイトをしていたので、その時期、ほんとうにいろいろなレベルの作品を大量に見た。

で、カシニョール。
百貨店だかのキャンペーンに使われていた...かなにかで有名になった、アンニュイ(死語)な女。

....


友人が、当時購入したカシニョールの女のポスターを物置部屋で発見して、わたしのことを思い出したそうである。
「すべて揃っていて幸せそのものなのに、絶望を見ている、まさにカシニョールの女」

ひょ~嬉しいねえ。でも所詮わたしは「カシニョールの女」程度か(笑)。ちょっと寂しくもある。
なぜなら...カシニョールの絵って包装紙の柄みたいなんだもん。

と言ったらば、友人「ああ、そうやな~色合いとかね~」って、ちょっとあなた。

今度はくすんだパステル系の包装紙を見るたびにわたしのことを思い出してくれるのかもしれない...
安いな(笑)。
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バカを治療








日々の些細な出来事に気をつけて生活したいと思っている。

でも、あまり知識や経験や視野に欠けていると「出来事」に取りつく島が少なく、おもしろみがない。

わたしの人生のテーマがあるとしたら(「テーマ」は意味や目的とは違いますよ)、「取りつく島」が多く広くなるよう、死ぬまでにできるだけバカを治療する、ということかな。


バカは死なないと治らないらしいけれど(笑)。


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