機構の試験を3日後に控え、拙ブログの検索キーワードも、上位20件中10件が「学位授与機構絡み」のものとなった。
このブログを読んでいただくとわかると思うのですが、機構の試験は各人オーダーメイド。皆さんが書かれたレポートに基づき、先生方が、独自の問題を出題するわけです。
とはいえ、出題する先生が、何千人もおられるとは思えませんので、限られた先生方が、先行分野毎の試験問題を作成すると「私は勝手に」想像しております。
無論、学士レベルなら、「専攻分野の先生はすべてご存知」と思えるかもしれませんが、そんなことはない。先生の専攻分野とそれ以外とでは、自ずと問題のレベル感も違ってくるでしょう。また、テキストに載っていないような「最新の研究」を題材にとると、先生自身「全く未知」なので、出題内容も「未知=想像を絶するもの」となるやもしれません。
とはいえ、先生方も教育のスペシャリストですから、レポートを読めば課題が見つかるでしょうし、学士の学位ですから、突拍子もない難しいものではなく、ある程度、抑えた内容で質問してくるでしょう。前にも書きましたが、先生の知りたいことは「きっと」次の2点です。
・レポートを自分で書いたか?
・レポートの内容(あるいはその周辺知識)を確実に自分のものとしているか?
今まで、私が受けてきた試験も、その2点に基づいて出題されているものがほとんどです。そして、「レポートを自分で書いた以上」その書いたレポートと同値の「解答」を求めてきます。
レポートが理路整然に書かれているのに、解答が、滅茶苦茶な流れで書かれているとすれば「明らかに盗作」と思われることでしょう。書かれている内容だけでなく、その成果物にふさわしいレベルの解答が書けないとダメなんじゃないかな・・・と「勝手に」思っています。
ですので、先生の質問の意図を、最初の3分で理解する。先生からの質問が「○○」と「××」の2つあるなら、
「○○と××について述べていきたい」と解答する内容を最初に見出しをつけて、
1.○○について
・・・・・
・・・・・
・・・・
2.××について
・・・・・
・・・・・
・・・・
という風に、出題者の読みやすく、かつ網羅的に解答していることを心掛けるべきであろう。
あくまで、口頭試問をされているイメージで、先生の疑問等をクリアにしていくことを最優先に考える。そして、与えられたツールが「自分の書いたレポート」であり、そのレポートをそっちのけで「こんな学説もあります!」な~んて書いても、先生はレポートをベースに採点するのだから、評価されないだろう(と勝手に思っています)。
なにはともあれ、レポートの構成と内容を確実に記憶する。そして、自分の書いたものを根拠として解答を作り込む。そういう心掛けというか、「気遣い」が、様々なテーマのレポートをベースに作られた小論文試験を採点する先生への配慮になるのではないのかな・・・