かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

両電源オペアンプで単電源コンパレータの実験 その2

2023年09月01日 | 製作

以前、使用目的が無く放置してある両電源オペアンプ(TL071,TL072)について、単電源のコンパレータとして使用できないかと実験をしたことがありました(・_・)b (・_・ )ウンウン

両電源オペアンプで単電源コンパレータの実験

今回、新たな発見がありましたので、その続きです(`_´)/ (・o・ )ホ-

今回使用したのはTL071の方で、オペアンプが1回路しか入っていないタイプのものです。
(ちなみに以前のTL072は2回路入りでした。)

まずはTL072のときと同じように、非反転の回路を組んで特性を検証してみました。

やはり入力が0V付近のときに出力が反転してしまいました。
0.8V~2.5V付近では出力がLowとなり、2.5Vを超えるとHighとなりました。
Lowのときでも1.4V程度の出力があり、Highでも電源5Vに対して4.5V程度になるのもTL072のときと同様でした。

ところが、これを反転の回路でやってみたところ・・・

なんと0V付近でも電源電圧の5V付近でも反転は見られなかったじゃありませんかっ
反転回路で利用すれば、単電源でもそのままコンパレータとして使えそうですよこりゃ (・_・)b (・o・ )ナルホド

そしてさらに、回路に1本抵抗を加えてヒステリシスを持たせられるかどうか試したところ・・・

じゃじゃーん

V2を徐々に上げた場合と徐々に下げた場合で閾値の変化が得られました。

やったぜカトちゃん ←古い

いや~この結果は嬉しいですねぇ。このオペアンプの使い道が見つかった気がします。
地味な実験レポートでした・・・(._.)ヾ(^_^;)


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2 コメント

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3件 (男うちごはん)
2023-09-15 16:33:19
その1
両電源オペアンプは、入力がNPNですので、こんな動作します。ある意味、変なウインドコンパレータとして使うことも可能かと
端電源オペアンプは、PNPの入力になっています
その2
複数回路入りのオペアンプ、コンパレータICによっは、内部の電源回路を共通にしているICもあるので、片方の回路を無理くりな使い方をすると、内部の電源回路が無理くりな不衡平になるので、もう片方が誤動作するという可能性があります
その3
タイマーコンデンサの放電回路ですが、単純にコンデンサに直列の抵抗に並列にダイオードを接続するという手があります。
電源電圧の低下とともにコンデンサの電荷が放電されます。どの回路も一長一短がありますよね
返信する
●男うちごはんさんへ (かりおか)
2023-09-15 17:57:52
コメントありがとうございました(^_^)
単電源と両電源では入力方式が違うことでそんな特性になるのですね。
2回路入りの方も同じように利用できるのだろうと思っていましたが、誤動作の可能性があるということは大変参考になりました。
今後単電源の回路で無理くり何かに活用するときには、アドバイスいただいたことを念頭に入れておこうと思います。
返信する

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