スーパーカー野郎
福野 礼一郎 (著)
価格: ¥1,680 (税込)
個人的オススメ度:★★★★
待望の福野氏の新刊!!
”バンザイラン”以来の氏の小説、”スーパーカーのルマン”。
-94年、ルマンのルール改正によるスーパーカーバトルを予想して書かれた未来のルマンバトル。小説としての完成度はバンザイランの方が高い気がしますが、読み応え充分。氏ならではの考え抜かれた技術設定や描写がリアリティを生み出します。
”メラクの憂鬱”
-将来 365BBを手に入れた時のレストア用に、と手に入れたマセラティメラクはとんでもない代物だった・・・
”光永”
-アメリカンV8を愛し、情熱の全てを注ぎ込み、そのパンテーラと共に散った一人の漢。
幻のスーパーカーとはまた一味違う、人間くささとストーリーを感じさせるスーパーカーの話。最初は正直、あまり期待していなかったのですが、結構おもしろかったです!相変らず氏の著作は本当に考えて考えぬいて妥協なしに校正された中身の濃さを感じさせる作品が多いので、お金を出して買っても損をした気がしません。オススメですよ!