THE TEST DRIVE!! クルマ好きによる試乗記&動画 (旧クルマ本を斬る!)

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マセラティ・グランカブリオに試乗!(動画あり) フェラーリエンジンの咆哮が楽しめるグランツーリスモ!

2019-04-26 11:25:35 | マセラティMaserati

マセラティGT(グランツーリスモ)に試乗しました!

 

マヨルカ島の高級車レンタカー店で1時間単位で借りれるお店を見つけたので、早速予約!個人的には次の愛車はポルシェ997カレラSMTか、アストンマーティンV8ヴァンテージ、DB9、もしくはこのマセラティGTに興味があります。どの車も特徴的で一長一短です。マセラティは先代モデルの印象が非常に良く、その素晴らしいルックスと4人乗れる実用性、素晴らしい内装、そして何より、フェラーリエンジンに魅力を感じていましたが、この車だけ試乗したことがなかったのです。

 今回はカブリオレモデルですが、晴れて試乗が叶いましたので、早速インプレです!

 

居住性★★★★★

 何と言ってもまず豪華な内装に目を奪われます!試乗したモデルは黒外装に赤内装という個人的にも好きな配色。赤も鮮やかですが上品で、センスがいいですね。内装デザインと質感は本当に素晴らしいです(まあイタリア車らしくプラスチックパーツが経年で劣化してきますが)。

 居住空間も中々クーペとしては広く、後部座席も大人がちゃんと乗れますね。この辺りはアルファGTにも通じるものがあります。

 乗り心地も引き締まってはいますが、しっかりコシのあるダンピングで疲れません。さすがグランツーリスモを名乗るだけあります。

 

動力性能★★★★★

 今回試乗したモデルは 4.2L ですが、トルク・パワー共に全然不満はありません。街乗りや坂道の低速でもトルク不足を感じることはありませんし、アクセルを踏み込めば一気呵成に吹け上がります。そのサウンド!!フェラーリよりもさらに深みがあり、大人の魅力に溢れています!フェラーリが比較的軽めのファーーンという音だとすれば、マセラティはヴァーーーンというかんじのすこしバイブレーションと低音のミックスを感じさせるようなサウンドです。聞いていて疲れませんし、何よりアクセルを踏むのが最高に楽しいエンジンです。もちろんパワー自体はフェラーリ430やガヤルドには敵いませんが、997カレラSやアストンより少し上かな?というかんじです。

 

ハンドリング★★★★

 巨体を感じさせない軽快なハンドリングはさすがイタリアの名門ですね!一回り以上に小さくかんじます。ビックリするのが、横滑り防止装置をオンにしていても多少のスライドを許容すること!砂の浮いたラウンドアバウトでテールが少しズリっとスライドしたときはビックリしました。でもその時の挙動もゆっくりめです。

不満なのは、ワインディングの下りのブレーキングで、流石に車重の重さをかんじますね。ここはポルシェが恋しくなります。あとは、今回のようなタイトなコースだと横幅の大きさに気を使います。箱根ターンパイクぐらいだと気持ちいいのですが、日光いろは坂で楽しむような車では全然ありません。

 

総合評価★★★★★

 いや、予想以上に素晴らしい車でした!上記に書いてきた特徴もそうですが、何というか車から放たれるオーラが違いますね。911は街に溶け込みますし、アストンは車好きしかわからないと思いますが、マセラティは独特の空気感で注目をあびます。当然、フェラーリやランボのような圧倒的な存在感は無いのですが、そこまで違和感を感じさせない、スマートかつセクシーな存在感です。予想以上に行く先々で注目を浴びました。余談ですが、人生で今まで一番注目浴びたのはダッジバイパーとオロチです(笑)。

 ということで、運転している時はほぼ次の車はこれで決まりだったのですが、今考えると改めて997の運動性の良さも魅力的に思えてきます。サウンドもいいですしね。ただ、存在感はマセラティです。これで更なるスポーティさを求めるとフェラーリになりますね。。うまくできてます(笑)。

 では、動画でサウンドをお楽しみください!(オープンなのでちょっと風切り音がボコボコしますが。。)