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ジープ ラングラー(JL型) スポーツ リミテッド(2ドア)のディーゼルに試乗(動画あり)! これはオフロードの戦闘機だ!

2020-11-27 16:00:46 | Jeep/クライスラー

ジープ ラングラー リミテッド(2ドア) JL型のディーゼルに試乗しました!

 ジープといえば、SUVの代名詞になるくらい有名なオフローダー。はるか昔に三菱ジープに試乗したことはありますし、オフロード試乗コースでも試乗したことはあるのですが、ちゃんとオンロード等を長時間運転したことはありませんでした。今回は2日感のレンタカーでたっぷり試乗できましたので、早速インプレをお届けします!2ドアのディーゼル、2018年以降の現行ATモデルです。ちなみにこの後、JK型の5ドア、アンリミテッドにも試乗しましたので、比較もしたいと思います。

 

居住性★★★

 無骨な外観からは想像できないくらい快適です!これはびっくりしました。

 特に今回のレンタカーは2ドアのショートモデルで、リアは幌と、プリミティブ感バリバリのモデル。ところがインパネは、崖のような直立したレイアウト意外は普通に現代の最新の車になっていました。ナビはもちろん、USBポートまであります。インパネの質感も高いです。

 空間は広いですが、ガラス面が短くアップライトなので、MINIのようなトーチカにこもってるような感じがユニークです。ただ、先代に比べるとガラス下面がより下げられており、ボンネットが見やすくなっているのと、少し傾斜が増えてます。

 車高がかなり高いので見晴らしも良く、ボディの四隅も把握しやすいので、取り回しは思ったより楽です。特に運転席と逆側のボンネットフックが車幅感覚の把握に一役かってくれています。

 乗り心地も結構快適で、普通の乗用車とあまり変わりませんが、ちょっと前後のピッチングがあります。もっとディフェンダーみたいなトラックみたいな乗り心地を想像していたのですが、結構快適です。スムーズな路面なら、舐めるように走ります。先代の方がよりプリミティブな乗り心地で路面変化を伝えてきますね。

 

動力性能★★★★

 2.2L 4ディーゼルターボエンジンは下からトルクがスムーズで、さらにディーゼルとは思えないくらいちゃんと上まで回ります。最高出力200馬力を3500回転、最大トルク450Nm2000回転で発生します。この進化は大きいですね。極低速からドカンというトルクが発生する訳ではなく、加速自体も鋭いとは言えませんが、スルスルとスピードが上がる感じで実に軽快。あっという間に法定速度に達します。静粛性も高く、完全に現代の車ですね。意外に風切り音も抑えられています。8ATのできもよく、シフトショックは皆無です。このATの多段化の影響は大きいですね。本当にZ F8ATは効果が大きく、これだけで高級さが一段、二段は上がります。

 

ハンドリング★★★

 ここは特殊です!まずビックリするくらいハンドルが軽いです!さらに初期応答がほぼなく、中立付近はゆるゆるです!さすが本気のオフローダー、岩場でも操作しやすいようになってますね。

 そしてそこから舵が効き始めると、コンパクトスポーツのように向きを変えます。全長が約4300と短いことに加え、ホイールベースも2500を切ってますからね。直進安定性は悪くないので高速道路で緊張を強いられることはありませんが、コーナリングは少し慣れが必要ですね。特にコーナリング中にブレーキを踏むシチュエーションはちょっとボディがよれるような感覚で緊張を強いられます。

 ちなみに先代のアンリミテッドと比べると、先代もセンター付近は遊びでゆるゆるなのですが、より重みがあって、ここまで違和感はなかったです。もちろんホイールベースの差が大きいのですが、それを差し引いても現行の方がハンドルが軽く、より遊びを感じました。

 

総合評価★★★★★

  いやー、実にユニークな車でした。メルセデスのGクラスもちょっと面白いハンドリングでしたが、それに近いものがあるというか、さらにユニークでした。そして完成度が高いですね!この唯一無二のブランド力やエクステリアと、快適な室内、さらにリーズナブルな価格と高いリセールバリュー、それは人気が出て当然という感じです。オフロード性能も世界トップレベルですしね。

 では、動画をどうぞ!