フィアット500ハイブリッドに試乗しました!
FIAT500HYBRIDは日本未導入の最新モデルで、1L3気筒エンジンに強化したスターターモーターと追加バッテリーを投入したマイルドハイブリッドモデル。すでに後継の新型EVが発表されており、それまでの現行モデルとしては最後のつなぎとなりますが、果たしてどのような車なのでしょうか?早速、試乗インプレです!
●居住性★★★
あいかわらずコンパクトなボディで取り回しやすいですね。ただ、最小回転半径は見た目よりあるので要注意です。
内装のセンスも素晴らしい!特にチェック模様の布シートは、積極的に選びたくなるほどオシャレです。
居住空間は、前席は問題なし、後席も大人がなんとか乗れるレベル。長時間は辛いですが、1時間くらいなら問題なさそう。
乗り心地もイタリア車っぽいマイルドなかんじですが、ホイールベースが短いのでちょっとピッチングがあります。
●動力性能★★★
うーーん。まあスポーティさを求めなければ及第点だけど、昨今のライバルに比べると厳しいかな・・というところ。
ハイブリッドモーターは発進時や加速時には助力はありますが、気持ち1割程度トルクをのせてくれるかんじ。本当にマイルドなので、ハイブリッドを名乗るのはどうか?というかんじです。しかも、モーターのアシストが切れた時に少しトルクの落ち込みも感じます。
6MTなので、高速道路はそれなりにクルーズできますし、エンジンのトルク感もそれなりにあるのですが、吹け上がりにキレはなく、頭打ちも早いです。
●ハンドリング★★★
コンパクトな車体を活かして、まあまあキビキビ走るのですが、洗練されている感じはあまりしないですね。
ロールは抑えられているので予想以上に路面との接地感は高いですが、その分、体が上下に揺さぶられます。
●総合評価★★★
うーん、このモデルになって13年も経つので、かなりこなれてはいるのですが、いかんせん厳しいですね。ボディ剛性、エンジンのトルク感や吹け上がり、乗り心地、どれもライバルには届かないのが正直なところです。スポーティさを求めるなら、差が大きいですがアバルトに行くか、中古の1.4Lを探すしかないですね。
ハードウェアとしては正直大したことないのですが、それでも未だに欲しくなるデザインの良さがあります。もはや、フィアット500という一つのジャンルを築き上げていますね。
では、動画をどうぞ!