アリエル アトム300に試乗しました!
アリエルアトムと言えば、そのフレームパイプ剥き出しのボディとF1のようなノーズが、只者ではない感を醸し出しまくる、知る人ぞ知る本気のスポーツカー。その中でも300はシビックタイプRの2L、VTECエンジンにスーパーチャージャーで武装したガチのモデル。前回はハイスピードコースでの試乗でしたが、今回はよりコーナーの多いショートコースで試乗しましたので、より進化が試されると思います。果たしてその実力は?早速、試乗インプレです!
●居住性★
あいかわらず、人が居座るのに最低限の環境しかありません。それがいい、とも言えますが。シートも調整できないので、クッションを挟んで対応します。ただ、乗り心地自体は、そんなに悪くありません。
●動力性能★★★★★
あいかわらず途方もないパワーですね!低速ギアで引っ張ると、恐ろしいほど加速します。が、吹け上がり自体はリニアなので、手を焼く感じではないですね。今回はちょっとギアを高めにキープして走りましたが、それでもスーパーチャージャーがかかった時は、700馬力クラスの加速が体感できます。
●ハンドリング★★★★★
ここがあいかわらず異次元ですね。ABSがないのでブレーキングには気を使いますが、まあよく止まります。そしてコーナーが普通のスーパーカーとは全然違いますね。車の重さというものを全く感じさせません。どんなスピードでも、ハンドルを切っただけグイグイ曲がります。特に中低速コーナーはその傾向が顕著です。ただ、車重が軽いことに加えてサスもストロークに余裕があるので、キレすぎて怖いという感じはないです。リニアですね。458イタリアの方が感覚的にはキレるイメージです(まああれば電子デバイスのせいですが)。
●総合評価★★★★★
あいかわらずサーキット最強ですね。ショートコースなら、どんなスーパーカーも寄せ付けない、別次元の速さです。これに勝てるのは、市販車ではラディカルやBACモノくらいでしょうかね。これだけ軽いと、ミドシップならではの滑ったら止まらないような感覚とも無縁です。軽いので、そもそも滑る気がほとんどしないです(コーナー途中でアクセルを不用意に全開でもしない限り)。軽いという点ではスーパー7も似てますが、あっちの方がまだ挙動に余裕があって楽しめるかんじです。
では、動画をどうぞ!