フェラーリ488ピスタに試乗しました!
488ピスタといえば、先代モデルの488の走りを更にグレードアップした限定モデル。カーボン化による軽量化や50馬力に及ぶパワーアップ、専用エクステリアと、もはや別物のように進化した走りの最高峰。今回はフェラーリ本社があるイタリアのマラネロで試乗することができました。早速インプレです!
●居住性★★★★
いや、びっくりするくらい乗り心地がいいですね!普通の488と変わりません。サーキット仕様のスパルタンな足回りを予想していましたが、とにかくボディがガッチリしているので、段差や振動をしっかり受け止めるので無駄な揺れがありません。静粛性も普通のスポーツカーです。チューニングカーのように色んなところからパーツの擦れる音やブローオフ等の色んな音が入ってくるようなことはありません。
内装もバックスキンとカーボンに囲まれ、スポーティさと高級感を両立しています。ガラス越しに見えるエンジンも、ほぼカーボンパーツで覆われています。
●動力性能★★★★★
素の488も十分以上にパワフルでしたが、ピスタはそれ以上!低速からターボならではのググッと力強いトルクが立ち上がり、そのまま一気加勢にレッドゾーンまで吹け上がります!488との違いは5000回転を超えてもパワーの落ち込みがないことです。
●ハンドリング★★★★★
公道レベルでは全然限界は分かりませんが、ステアリングインフォメーションはしっかりしていて路面の状況を余すところなく伝えてくる一方、無駄な振動はなく洗練されています。もちろんこちらからの入力にはリニアに瞬時に反応してくれます。
●総合評価★★★★★
兎に角速い、それでいて乗りやすい、サウンドもいいし、見た目はかなりかっこいい。文句のつけようがないフェラーリの技術の集大成ですね。ただ、個人的には、高次元でそれぞれがバランスよくまとまっているだけに、ちょっと公道では刺激が少ないですね。刺激的なところまで体感したときには事故ってるくらいのスピードに達していると思います。458スペチアーレの方がチューンドカーっぽいラフさがありましたね。
では、動画をどうぞ!