トヨタ GRスープラ RZ 2020年式 に試乗しました!
3L 直6エンジンを搭載したモデルです!
以前から気になっていたこの車、BMWのZ4には結構前に試乗したのですが、GRスープラは中々その機会に恵まれませんでした。兄弟車のこの2台、果たしてどんな違いがあるのでしょうか?久々に復活したスープラの実力は?早速、試乗レビューです!
●居住性★★★★
さすが最新のスポーツカー、ボディ剛性が高いですね!80スープラの頃には無かった身が詰まったような凝縮感、塊感があります。足回りは少し硬めなのですが、ボディがしっかりしているので気になりません。特にノーマルモードなら全然街乗りも許容範囲です。
インパネのデザインと質感もいいですね。モニターは最近の基準で考えると少し小さめではありますが、機能的には不満はありません。
シートは結構タイトで、脇腹をしっかりサポートしてくれます。
静粛性も意外に高く、気持ちいいエンジン音以外の騒音は望外にカットしてくれます。
●動力性能★★★★★
さすがBMW製の3L直6ターボエンジン、気持ちいい!低速から不満のないトルクを発生し、そこからスムーズに高回転まで伸びていくのが実に楽しいですね。
体感上はスペック以上のパワーを感じます。単に吹け上がりがスムーズなだけでなく、少しドラマティックに吹き抜けるようにセッティングされているからだと思います。
欲を言えば、高回転でもうひと伸びすると最高ですね。
●ハンドリング★★★★
僅かなハンドル操作でも機敏にノーズが反応します。直6とは思えないほど回頭性がいいですね。全長・ホイールベースの短さが効いてます。スポーツモードでは少し足回りがハードめになりますが、高いボディ剛性のおかげで路面追従性は高いです。また首都高の段差で横飛びするようなシーンでも、車体の動きが予想できるので怖くないですね。
●総合評価★★★★★
スープラ・イズ・バック!!というか、80の頃よりも遥かに筋肉質で本物のスポーツカーとして帰ってきましたね。エンジンもボディも足回りも、鍛え抜かれたアスリートのようで、ドライバーの操作に応えてくれます。Z4もシャープな走りでしたが、スープラの方がよりキビキビしていてスポーティです。体育会系とエンジョイ系くらいの差はあります。車体のしっかり感は2000万円オーバークラスのスーパーカーと遜色ない仕上がりです。最近試乗した車の中でもトップクラスに楽しい1台でした。
では、エンジンルームとマフラー付近にマイクを設置して録音した直6サウンドを動画でお楽しみ下さい!