ヒュンダイ 初代 IONIQ(アイオニック)に試乗しました。
ヒュンダイ・アイオニックはプリウスキラーとして販売されているミドルクラスのハイブリッドカー。全長は4470mm。ルックス的にはホンダの新型インサイトと言われても違和感のないクールなデキ。果たして中身はどうだろうか?早速、試乗インプレッションをお届けする。
●居住性★★★
ボディ剛性は中々高く、へんな振動も発生しない。
乗り心地も悪くない。3代目プリウス以上、4代目以下。
ホイールベースは2700mmと長めなのが走行安定性と乗り心地に貢献している。
静粛性も高い。
●動力性能★★★
1.6L直4エンジンに独自のハイブリッドシステムを組み合わせ。
システム出力で141psを発生するエンジンは、 街中を流す分には不満なし。
スポーツモードにすると勇ましいレスポンスにはなるが、それほど速いわけではない。トランスミッションはDCTなのでCVTほど空走感はないが、元々ハイブリッドはあまり変速の切れ味が気にならないので、まあ良くも悪くも気にならないポイント。
エンジンの介入は早めで、モーターだけで走る時間は短い。
●ハンドリング★★★
安定重視。ステアリングインフォメーションは悪くはないが、スポーティではない。
●総合評価★★★
もはや日本車と比べても遜色のないデキ。
価格的にもプリウスより安いし、プリウスの派手な外観に違和感がある人には、いいチョイス。
3代目プリウスオーナーが見たら、
「ああ、これくらいのデザインで良いんだよ・・・」と思うに違いない。
実際、欧州ではプリウスより売れている。
何か素晴らしく秀でたところがあるわけではないが、不満もない、つまりプリウス購買層には刺さる仕上がり。
新型インサイトがかなり上級シフトしたので、もう少し安価なハイブリッドが欲しい方にも刺さりそう。
バッジだけホンダに交換したら、日本でも結構売れそう。