わが家の朝。 家内に 「お早う!」 起きてくる順番に、三人の男の子にも 「おはよう!」
多くの父親と同じで、子育てに関して胸を張れるようなことは何もないのですが、家の中での挨拶は大きな声で行っています。
「行ってきます」 「行ってらっしゃい」
「ただいま」 「お帰りなさい」
「おやすみ」 「おやすみ」
たぶん、長男が小学校に入って暫くして。 何かの講演か書物で、「挨拶の効果」 のようなことを聞き、以来、 「朝の挨拶だけはきちんとやろう」 と決心したのです。
元来、低血圧気味だったので、朝は苦手でした。 不機嫌に愛想無く起き上がってくるタイプです。 しかし、決めたので、先ずは家内への挨拶から。 「おはよう…」 返事無し。 聞こえてない。 もう少し大きな声で 「おはよう」 。 「おはよう。昨日も遅かったやろう?風呂入って寝たんね?」 う~ん。 朝から小言かい? 自業自得?
子どもたちも、慣れていないので、直ぐには反応しません。 「おはよう」 「・・・」 「おはよう!」 「おはよう…」
続ける内に、家庭の中で挨拶ができるようになりました。 子どもに教えるような事、何かしたかなあ? と考えると、この挨拶ぐらいしか出来なかったように思えます。
2年前は、週一回、中学校の校門に立って、登校してくる生徒達に 「おはよう」 と声を掛けていました。 同じく、最初は小さかった返答も、徐々に大きな声に変わってきました。
もっとも。 子どもは、親父が前に出るのを嫌がるので…。 心底、迷惑そうに校門をくぐっていましたが。