理事さんのなり手が居ない!
背景には、4つの要因があります。
ⅰ.世帯主の高齢化 : 世帯主が60歳以上という世帯は全体の32%になっています。 4年前に比べて、6%増えました。
ⅱ.世帯人数の減少 : 1人または2人という世帯が全体の43%を占めています。 これは、平成11年の調査(23%)に比べると、倍近くまで増えています。
ⅲ.賃貸化率の増大 : 住戸の賃貸率が20%超になっているマンションの比率は28%です。 やはり、平成11年の調査(16%)に比べると、大幅に増えています。
ⅳ.築年数の経過 : 3割以上の分譲マンションでは築年数が20年以上経過しています。 輪番制の場合には、何度も理事を経験してきています。
こうした背景の下、理事さんのなり手が居ないマンションが増えているのです。
理事会は、築年数が経過した時こそ大切!
マンションの理事会が機能して、管理組合がしっかりしないと、マンションの大規模修繕やあるいは将来の建替えなどの対策が立てられません。
本当は、管理組合が弱体化している時こそ、管理会社がサポートして立て直さなければいけないのです。 ところが、「これ幸い」 と無駄な補修や改修を繰り返させて、儲けに走る管理会社が存在するのです。
理事会の機能はとっても大切です。 なり手が不足して、困った時にはマンション管理士など信頼を置ける専門家に相談されてください。