マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

母親の孤立

2006年04月26日 | 民生委員

民生委員を続けてきて困っていること。 個人情報保護の解釈です。 小学校や幼稚園に行って尋ねた場合。 何か問題があっても、個人に関わる部分は話してくれません。 少し、行き過ぎではないかと考えます。 行政から民生委員の守秘義務に関してPRしてもらいたいと思います。

不登校児童の在籍実態。 全国の小学校で42.5%、中学校で84.4%になっています。 全国の児童相談所で処理された 「児童虐待相談件数」 は、この4年間で約2倍に増えています。 不登校・児童虐待・非行・育児不安などの課題を抱える親子を、地域でどうサポートしていくかが、大きな課題になっています。

3歳未満の子どもを子育て中の母親対象の調査結果です。 半数が 「社会全体が子育てに無関心」 で、「社会から隔絶され自分が孤立しているように」 感じています。 約20%が、「不安や悩みを打ち明けたり相談する相手がいない」 と回答しています。

未就学児を持つ母親対象の調査では、相談する相手としての条件について、次のような結果が出ています。 子育ての経験がある(55%)、親の気持ちを理解してくれる(55%)、専門知識を持っている(42%)。

一緒に悩み、考えてくれる相談相手を求め、そして専門家のサポートも欲しいという姿が見て取れます。 また、そういう相手が居ない孤立感もあります。

現在、八幡西区の主任児童委員は48名です。 男性は私を含めて4名。 「経験を持った相談相手」 になっているのかどうかは不明ですが… 他地区の女性主任児童委員さんとは、そこそこ役割分担出来ているような気がします。

民生委員や地域の活動が、子どもたち、そして孤立した親のため役立てば何よりです。