入学式。 国旗が掲揚され君が代を斉唱します。
以前も書きましたが、やはり国旗・国歌は大切だと思います。
世界中、どこの国でも観光誘致に力を注いでいます。 毎年、日本からは多くの人々が海外に出掛けます。 しかし、外国から日本を訪れるのは僅か520万人だけです。
1位フランスの7,700万人や 2位スペインの5,100万人に比べて、あまりにも少ないのです。 もちろん、アメリカや中国にも差をつけられています。
他国のように 「観光立国」 を国策として行っていくことも大切です。 しかし、その核心は、『国民が自国の文化に対して、どれだけの自覚と誇りを持っているか?』 ということではないかと考えるのです。
観光客の減少傾向に歯止めが掛からない京都を訪れると、市民が文化を忘れていっていることを痛感します。 4年間京都に住み、第2の故郷としての愛着は人より大きいのですが、しかし、文化を大切にしなければ、京都に観光客が戻ることは難しいと感じます。
オリンピックの誘致で、東京と福岡が名乗りを上げています。 設備や安全性、アクセスなども大切ですが、先ずは文化に自覚と誇りを持つ市民を育成することが先決ではないでしょうか?
その大本には、国旗と国歌を大切にし、国を愛する気持ちが強まることが求められます。
初々しい新入生を迎えた入学式で考えたことです。