マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

自戒

2006年05月16日 | 喜働

勉強会では、経営苦難時代の苦悩と、それを脱却して得たものなどを聴く機会を得ます。 経営者の方々は真剣に経営されてきたので、その話から本当に多くの事を学びます。

その中でも、特に心に残った話を。

事業に行き詰まり、「もう死んでしまおう」 と決心した経営者。 墓参りして戻った所にFAXが届きました。

そのFAXで、「自分のことしか考えていなかった」 ことを痛感。 社員・お得意先・家族…など、自分を支えてくれている人々への感謝が無かったことに気付きました。

FAXの内容です。

    『自戒』

つらい事が多いのは 感謝を知らないからだ

苦しい事が多いのは 自分に甘えがあるからだ

悲しい事が多いのは 自分の事しか分からないからだ

心配する事が多いのは 今を懸命に生きていないからだ

行きづまりが多いのは 自分が裸になれないからだ

このFAXに気付かされ、勇気づけられて、見事に再建を果たされたそうです。

「出会いを大切にし、出会いに感謝する」。 その経営者の方が言われた言葉です。 自分が裸になることで、人との様々な出会いを活かすことが出来ると話されました。 その言葉は、私の心に深く刻まれました。

苦難は幸福の門。


禁煙

2006年05月15日 | 喜働

禁煙治療の一部に医療保険が適用されるようになりました。 このことを巡って、賛否両論が新聞紙上に掲載されていますね。

私も今年から禁煙しています。 日常生活では、なんにも支障は無いのですが、会合などで酒席になると、とっても辛いです。

ちよっと、一本だけ。 いや、それが失敗に繋がる。 今までも、そうだったじゃないか。 禁煙するなら、禁酒もセットで。 いやいや、それではストレスが溜まって…

一人で葛藤してます。

禁煙すると、食事は美味しい! 味覚・嗅覚がマヒしていたのを実感させられます。 料理してくれる家内に申し訳なかったと、一寸だけ反省。

健康には良いし、車内やデスクは汚れない。 小遣いは減らない。 良いことずくめです。 ただ、酒席の煩悩に悩むだけ…

勿論、夢の中では吸ってます。 しまったぁ、という所で目が覚めます。 毎回、同じ夢。 徐々に夢の間隔が長くなってきてますが。

日々、喜んで働こう。 そう決心して禁煙しました。 喜んで働き、「人を助け、人を救い、人に喜びをもたらそう」 。 そう考えているのですが、実態は、酒席で煩悩と戦うという程度の次元です。

思いが浅く、自分に甘えがあるからでしょう。

こう書いてしまえば、甘えることも出来ないでしょうか?


尊敬

2006年05月14日 | PTA

以前、講演で聴いた内容です。

……世界の中学生を対象にアンケートを取りました。 「あなたは学校の先生を尊敬していますか?」

この問いに、「尊敬している」 と答えた比率。 世界第1位は韓国の 84.9%でした。 アメリカ合衆国82.7%、北京82.3%です。 そして日本の中学生。

最下位です。 わずか21%でした。 今の日本で、学校の先生が尊敬されない理由も色々あるでしょうし、先生方にもいろんな方が居られますから、最下位を問題重視すべきだと言っているのではありません。

私(講演者)が懸念していることは、人を尊敬できない子ども達が成人した時に、他の人に尊敬されるような大人に育つのだろうかという心配です。

尊敬とは人を愛する心です。 尊敬とは心の太陽のようなもの。 向上心の表れです。 人を愛し、人を尊敬して、立派な人物になりたいと思う心が、夢を育て、高い志を持たせ、向上心を奮い立たせます。 本当に日本の将来が心配でなりません……

以前、小学生への問いを記載したことがあります。 「神様が、あなたの願いを三つかなえてくれるとしたら?」 の問いに、『両親の健康と幸福』 を願う小学生の比率。 日本では皆無に近く、アジアの国々では、ほぼ全員が願うという事実。

両親の健康・幸福など考えもせず、学校の先生を敬うことも出来ず、そして最大200万人とも言われる引きこもり。

この国の行く末はどうなるのか?

ある先輩との会話。 「俺達が子どもの頃、先生に殴られて親に言ったことあるか?」。 「無い。 絶対言わなかった。 言ったら親からも殴られるから」 。

禁止している携帯電話を学校に持ってきた中学生を叱って30分間正座させた教師が処分を受けたと報じる、最近の新聞。

こんな国で、「学校の先生を尊敬できますか」 と問うこと自体が無意味では? そう考えます。 でも、諦めてはいません。 教育基本法を見直そうとする国でもあるからです。 そして、教育の現場で、少しでも良くしようと努力する先生と親の姿を見るからです。

机上論でなく現場を知って、国家百年の大計を作る気概にて教育基本法を改定していただきたいと切に願います。


経営の指針

2006年05月13日 | 喜働

経営するのに、大切にしていることが二つあります。

一つは倫理です。 勉強会で倫理を学び実践することを目指しています。

もう一つは経営理念と事業理念。 企業として社会に存在する意義を追求しています。

少し表現が難しいのですが…、例えば墓参り。 「親を大切にし、祖先に感謝の言葉を述べ、今後の目標を誓う」 。 このことを学ぶのが倫理です。 勉強会の内容です。 これを実践するとは、決めた通りに必ず墓に参ることです。

墓参りで、「今後の目標を誓う」 ことが出来るには、普段から事業目標を明確にしておかねばなりません。 これが経営理念・事業理念の追求です。

経営理念を学ぶ勉強会もあるようですが、私は倫理を正しく学び正しく実践することを目指しています。 ここに根本がある、経営の心がある、と考えるからです。

ところで、早起きは得意ですか? もしも苦手でしたら、それは素晴らしいことですよ。 今の状態を変えていくには何かを変えなければいけません。 苦手な早起きを実践するという身近な決心と実践で、あなたも私も変わって行けるからです。

早起きの実践。 先ず、ここからです。


高層マンション子育て ②

2006年05月12日 | 子育て

高層マンションの子育て(追加)。

ふと気になって、過去の分譲マンションの折込チラシを見直してみました。

超高層マンション(20階以上)の分譲チラシ。 見晴らし、利便性、設備の豪華さやセキュリティなどは記載されていますが、子育てへの配慮や工夫は全く見当たりません。

高層マンションが子どもたちに悪い影響を与えているということは、十数年前から指摘されています。 欧米では、健康不安への配慮などで、高さ規制されている国もあります。

幼稚園児の調査で、子どもたちに悪影響が出ている現況は、以前に書いた通りです。 何故か問題として取り上げられることが少ないので、関心を持たれていませんが、私は大きな課題を含んでいると考えています。

関東地区で、いくつかの階に開放スペースを作って、こどもたちの遊びと大人の憩いの場になるように建築した超高層マンションが紹介された記事を読んだことがあります。 竣工までは期待していましたが、結果は殆ど利用されなかったとのことです。 特に子どもたちの利用は皆無に近く、子どもの目線で作られなかったことが原因、と評されていました。

そのせいかどうか知りませんが、最近はそういうスペースをアピールした超高層マンションは少ないようです。 あまり効果が無いと判断したのか、あるいは激しい価格競合の中で、販売に優位なアイテムとは捉えられていないのか。 いずれにしても、子育ての配慮を欠いたままで、経済性や見晴らしだけで超高層マンションのブームが続いているように感じられてなりません。

住居の購入には、家族の夢と希望がいっぱいに詰まっています。 子育ての観点を大切に考えて設計建築されるよう期待しています。