マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

ゆとり教育 ③

2010年01月24日 | PTA

前回、子どもの幼稚園から書き出しました。

子育てに やり直しは無い。 それを幼稚園から学んだことなど。

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先日、ゼロ歳からの早期教育を取り上げた記事を新聞で読みました。 関東の早期教育塾が人気で順番待ちが数百人居るという話。

同じ記事の後半では、早期教育教材によって小学校3年生で中学レベルの英単語をマスターしている、ある子どもについて。 「協調性が無く、自分から勉強するという積極性も無い。これで良かったのだろうか?と考えてしまう」 と述懐している母親のコメントが。

いや、良いも何も、子育ては今からじゃないの? 小学校3年生。 今からが子育てじゃないの?

早期教育って、大きな勘違いしているのでは?

と 同様に。

ゆとり教育。 あまりに安易に変更を決め、そして踏み切ったのではないかと、親としては感じています。

世界的な順位が落ち込んだと言われる学力のことは、良く判りません。 順位に、どういう意味があるのかも判りません。 それよりも、生きる力が心配です。

中島敦さんの代表作 『山月記』 。 自分自身の実力をさらすことに臆病で、しかし、病的なまでの自尊心があった 主人公は 『虎』 に変身しました。

何かの書評で、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」 という表現をしていました。 一見、逆に思える形容詞。 自尊心が臆病なのか? 羞恥心に尊大さがあるのか?

評者は、プライドだと思っていることの奥には、プライドを守るための臆病さがあると言います。 同様に、羞恥する心の裏には、守られている傲慢さがあると。

自分の実力をさらすことが出来ない心の弱さ。 この弱さ、恐れる弱さが 主人公を 『虎』 にしたのではないか。 それが評者の意見でした。

私は ゆとり教育を思うとき、この弱さが助長されてしまったように感じるのです。 競争することを極度に排除してしまった教育。 それが私の最大の疑問であり、『ゆとり』 なる言葉に感じる 『いかがわしさ』 なのです。

生きる力、生き抜く力が大切です。 今でさえ 年間に3万以上の方が自殺しています。 すごい人数です。 年間に3万人が死ぬ社会とは、これは戦場だと言えます。 自分の子どもを社会に出すのは、戦場に出すこととさえ言えそうです。

今や 『ゆとり教育』 で育った世代が社会に出始めています。 これから、どんどん出てきます。 今でさえ3万人以上の自殺者が、もっと増えるのではないかと、もっと戦場になっていくのではないかと、危惧します。

自分をさらすことを恐れる弱さ。 これを払拭するには、『人前に出る』 訓練が大切ではないかと考えます。 普段から、そういう意識を持ち、頼まれれば直ぐに足を前に踏み出す勇気。 この涵養だけでも弱さを克服する一助になると。 その意味で、倫理法人会で 「頼まれたら先ず『ハイ』と受けなさい」 と教わることに意義を感じています。

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ウサギと亀

2010年01月23日 | 喜働

今朝のセミナーで伺った話。

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『ウサギと亀』 寓話の続きの話です。

ウサギが亀とのレースで、うっかり居眠りをして敗れた翌日。 届けられた動物新聞には!

一面に、「亀がウサギに勝つ!!」 と大々的に報じられ、亀が満面の笑みで “Vサイン” をしている記事が載っています。

レース終了後、ウサギは、「油断とは言え、負けたのは事実だから…」 と思っていたのですが、この亀の得意そうな写真を見て、ムラムラと悔しさが募りました。

油断さえしなければ、亀には圧勝するさ。

名誉挽回しなければ。 そう考えて、亀に再レースを申し入れました。

亀が 「うん。いいよ」 と受けてくれたので、早速、再レース。 今度は、大差で圧勝しました。

再レースの翌日の動物新聞。

レースに勝ったウサギの大きな写真。 と、亀も小さな写真で “Vサイン”

何故、亀が “Vサイン” を? ウサギは考えました。 そうか。 1勝1敗だから。 それで亀は喜んでいるに違いない。 決着をつけよう!

早速、亀にレースの申し入れ。 亀は 「うん。いいよ」 と受けてから、こう言いました。 「今度は、水陸を半々でレースにしようね」

さて。

ここで、話を整理しながら結末を。

① 最初のレースでは、亀が努力してウサギの隙を突いて勝ちました。

② 次のレースでは、頑張る努力だけでは勝てないと判りました。

③ 勝てなかったけれども、亀は頑張って自己記録を更新したのです。 それで、“Vサイン” して喜んだのでした。

④ 3回目のレース。 亀は水上ではウサギを乗せて進みます。 その代わり、陸上ではウサギが亀を乗せて走ります。 そして、同時にゴールインするのです。

そうですね。 この続きでは、それぞれに良い点があること。 みんな違って、それが良い、ということを寓話にしています。

長い話になりました。

ちなみに。 私はウサギほどのガッツはありません。 

だから負けても、「こんなこともあるさ。 それも良し。 またの機会があれば油断すまい」 と思ってしまいますね、きっと。

それも個性、でしょう?

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山本五十六さん

2010年01月22日 | 喜働

知らないことや知識など。 これを知るのは楽しみです。

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先日、知人より教えてもらいました。

山本五十六さんの語録から。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」

これは 有名です。 誰でも耳にしたことが ある言葉でしょう。 この続きがあることを、教えて頂いたのです。

「話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば、人は育たず」

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

浅学にして、知りませんでした。 しかし、現代に通ずる真理を言い当てています。 そう感心いたしました。

更に。

別の機会に、次の言葉も教えられ、またまた感心。 こちらも知らない言葉。

「苦しいこともあるだろう

 言い度いこともあるだろう

 不満なこともあるだろう

 腹の立つこともあるだろう

 泣き度いこともあるだろう

 これらをじっとこらえてゆくのが

 男の修行である」

こんな素晴らしい言葉を知らないとは!

知る楽しみよりも 実感すること。 それは、無知が恥だということです。

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上司の恩 ②

2010年01月21日 | 喜働

私が決めた、三つの 『実行すること』 。

ⅰ)整理・整頓・清掃

ⅱ)書類は寝かさない

ⅲ)ファイルは使った順に仕舞う

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なあんだ。 なんて当たり前のこと。

そうです。 その通り。 だって、真っ当になるためだもん。

ⅰ)整理・整頓・清掃  これは、特にシンプルに。

 整理=捨てる  整頓=直ぐ使える  清掃=汚れてなくとも掃除

 捨てましたよ。 要るモノと要らないモノに分けて、要らないモノは直ぐ捨てる。 いやぁ、これだけで相当に片付きますね。

 整頓は難しい。 難しいから、モノを減らすしか無いのです。 私の場合には。 本当の整頓は機能的なのでしょうね。

 汚れて行う掃除は当たり前。 汚れていなくとも、掃除する。 しょっちゅう、机の上と周りを掃除する。 すると汚さない。

ⅱ)書類は寝かさない  これは大切です。

 逆に言えば、書類は立てておく。 紙1枚が立つはずがないから、『書類は必ずファイルする』 ということです。

 こうすれば、書類が重なることはありません。 間違っても、書類の山になることは皆無となります。

ⅲ)ファイルは使った順に仕舞う  自然淘汰です。

 作ったファイルをどう並べるか? 私は、これを使った順に仕舞うことにしたのです。 そうすることにより、使用頻度の高いファイルは手前にあります。 この効用は二つあります。

 先ず、探す時間が減る。 常に手前には使用頻度の高いファイルがありますから、探す時間が大幅に削減されます。

 次に、一年間経つと、奥の方には 『使わなかったファイル』 が残ります。 これらのファイルは、段ボールに仕舞ってキャビネ行きです。 次の一年間で、そこから戻って来なければ、整理すなわち捨てます。

 

やりました、これを。 続けました。 3S(整理・整頓・清掃)が出来れば、環境が良くなります。 書類を立てれば、モノを探す時間が激減します。 ファイルを整理すればモノは減り、3Sも進む。

と、良い連鎖、良い循環となります。

部長から 時折、「◇◇の書類、持ってこい」 と指示されます。 昔の書類はたいがい捨てたからなぁ…。 このとき、5分間 探して無い場合は、「捨てました」 と白状してました。

この 「三つの実行」 は、以降の私を変えて行きました。

その部長には、本当に感謝しています。

今では 『上司の恩』 として、心から感謝しています。

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上司の恩 ①

2010年01月20日 | 喜働

私が企業人となって7年目。 まだまだ二十代。

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部下を持つのが早い会社でした。 部下の部下、アルバイトまで含めれば 100名以上を率いるマネジャー。

それが、本社異動になって。 栄転、とか言われながらも、いきなり部下無し。 営業手当てが無くなり、給与は下がる。 何のこっちゃ。

と、まあ、これは どうでもいい話。

本題は、東京から異動してきた上司。 部長。 この方が、とんでもない方でした。

こう書き出すと、たいていは悪口になるのでしょうが、違います。 とんでもなく 『真っ当な』 方でした。 ところが、問題は私たち、とりわけ私にあったのです。

なにしろ、入社以来、気合いで商売してきただけですから、仕事のイロハさえ身に付いていなかったのです。

私にすれば理不尽に、世間一般からすれば ごく普通に、部長から鍛えられました。 いや。 鍛えられ過ぎました。 もう十分です、と言うほど。

しかも、指摘されることの真っ当さに比べて、性格は あっさりしていないのです。 はっきり言えば、あっさり の対極にありました。 毎日、とことん絞られ、夜には搾りカスです。 そして翌日。 再び ゼロからスタートして、絞られる毎日です。 こりゃ たまらん。

部長が管理管轄している範囲は膨大です。 地域的にも、内容的にも。 製造から営業まで。 忙殺される日々。

事業のことを じっと考え、ふと顔を上げれば、目の前にあるのは私のアホ面。 「渡邊、ちょっと こっち来てんやい」

用事はありません。 目に付いただけ。 用事が無くとも、叱る項目だけは山ほどありますから。

「お前の文章を読むとな、アタマが痛くなるんや。 そもそも、この述語の主語は何や? 同じようなこと何回も書くとな、わけ判らんやろが!」

「机の上を片付けんかい。 お前の机みたいのをな、『仕事が出来んヤツの机』 て言うんタイ」

どうです。 ひどいもんでしょう? 思わず同情するでしょう? もちろん、部長に。 いやぁ、ひどい部下です。

それで。 さすがに能天気な私も、考えました。 真っ当な努力をしよう。

会社の先輩に相談し、書物を何冊か読み。 無いアタマで考えました。 自己防衛本能でしょう。

決心しました。 三つのことを実行する、と。

その内容は、明日。

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