内容(「BOOK」データベースより)
「猫って人間の弱味を握るの、本当にうまいわよね」月夜に拾った猫は、いつもじっと彼女を見つめていた。妻子ある男性との恋も、年下男との新しい幸せも―。女と猫の奇妙な絆を描く表題作他、別れた男から誘いを受けた人妻の甘い葛藤(「眠れない」)や、元夫の再婚を知った女の憎悪(「ガーデンパーティー」)など、シニカルに、そしてエロティックに語られる、女たちの11の恋愛短編集。
読書備忘録
「歌舞伎役者」
タイのプーケット島というところに行ったの。今でこそ、日本の女が男を買いに来るんで有名だけど・・・って、これ、平成16年の作品。へー・・・
「女の名前」
恋人の母親と同じ名前・・・
こういうのは聞いたことがある。
中学の同級生のお姑さんは同じ名前の愛子と聞いたことがある。あいちゃん!って呼ばれると二人で返事するって言ってたっけ・・・
私はおじのお嫁さんと同じ名前で、弟のお嫁さんはいとこと同じ名前。
「年賀状」
不倫していた会社の女の子。赤ちゃんが生まれたお祝いに来てくれたときに赤ちゃんを抱っこして写真を撮った。誰かが一家を写してくれた直後、ちょっと抱かせてって、家族写真に入った時のをつかって年賀状が来た。
文面が怖いぞっ!
「白い胸」
胸の大きい女は馬鹿だという伝説が生きていた頃・・・って、私もその時代。
だから、何とか姉妹の胸を見たときに・・・そうも思ったけれど、あまりの大きさにギョッとして邪魔じゃないのかしら?なんて思ったもんだ。
「お年玉をくれた人」
そういうことがあったのね・・・そりゃ返すわ。
「ガーデンパーティ」
苦難の末って、私が苦難だったのか?って・・・
そりゃ私も呪うわ!
「姉の幽霊」
幽霊にお願いされちゃねー・・・愛人なのね夫婦みたいで、みんな知っていたんだって・・・
なんかわかるなーそれ!ってお話は面白かった。