内容紹介
未婚の母になったりしたら苦労するに決まってる。
でも、子供を産む、最初で最後のチャンスだ。だったら……。
四十歳を目の前にして思わぬ妊娠に揺れる、旅行代理店で課長代理として働く優子。お腹の子の父親は28歳のイケメン部下・水野で、恋愛関係にあるわけでないし、本人にはどうしても言えない。偏見のある田舎の母親やパワハラ上司、不妊治療に悩む同期にも、言えない。しかし、どこからか優子の妊娠の噂を聞きつけた水野とその彼女があれこれまとわりついて嗅ぎ回る。女は出産したら一人前には働けないというパワハラ上司からも意地悪をされ、四面楚歌。産むのか、産まないのか、言うのか、言わないのか。シングルマザーで仕事はどうするのか……。結論が出せずに悩む優子だったが、田舎の同級生やかつて不倫していた上司、兄のブラジル人妻、仕事と子育てを両立する同僚など、少しずつ味方が現れて、揺れながらも、気持ちは固まっていく。痛快で優しい、全ての女性への応援小説。
読書備忘録
共感できず・・・
こんなにうまくいくかなー
上手く行ったところで将来どうなるかなー
私は母親世代だから、あっきれた。
だいたい優子は不倫していたわけで、妻との間が冷えきっているのは明白だった。って、結婚したこともないのに何言ってんだろね。
結婚生活なんて山あり谷あり、不倫相手が都合よく考えたところで、及ばない事。
そうこうしているうちに妻はガンで亡くなってしまうのだが、遺書がでてきた。
ほらみなさい!オミトオシ・・・それが夫婦ってもん。
水野はバカだねー。
うちの息子たちは大丈夫か?ここまでバカか?とそんなことを思ったらゾッとした。
部長の専業主婦に対する暴言に呆れ、戸籍制度の話に、へー、知らなかった。
両親がそろっていようが、片親だろうが、そんなことはもはや関係ない。
生まれてきたのだから全力で幸せになってほしい。
まぁ私は昭和の人だから・・・
他人事と知ったこっちゃない!と読めば面白いお話ではある。
で今回垣谷美雨さんは何が一番言いたかったのだろう?
★★★☆☆