作品紹介・あらすじ
作家の私のもとに、死んだはずの担当編集者から不思議なメールが届いた。
意識不明の時に三人の女が“お迎え”に来たというもので、一人目と二人目は亡くなった親族、三人目は誰だか分からないという。
その後、「とんでもない正体が分かった」「三人目の女が、先生のところに現れませんように」という言葉を残して連絡は途切れ……。
三人目の女とは誰なのか? 連続する不審死は、その女が関わっているのか?
とてつもない絶望と衝撃に襲われるラストまでページを捲る手が止まらない、精緻にして大胆な長編ミステリ!
読書備忘録
三人目の正体がわかって、ギョエッ!
このご時世、嫌な風邪で亡くなったとは、コロナだな!なんて思ったのでした。
ぞわぞわハラハラじわじわ怖いお話でした。
結構好き!
金縛りも子供ができる前まではよくあった。脳は起きていて、体は眠っている。そんなことがわかった後も、ゴーっと聞こえてきて、あ、くるくるでパッキーン!
余談・・・
転勤族だったからね。そこそこありました。抽選で外れたのに次から次へと繰り越された方が辞退して我が家に回ってきたお部屋。入りました。今でいう事故物件!よそ者の我が家はちーっとも情報がないから知らなかった。入居してから仲良くなったご近所さん達から教えてもらった。教えてもらわなければ知らずに済んだと思ったけれど、そうではなかったのね。当初は病院で亡くなった。って言ってくれていたけれど、のちのちお部屋で孤独死ってことだったのね。写りましたよ。ねぇ、そのお婆さんてどんな顔?に、耳がすごく大きくて耳たぶもすごかったよね、福耳!と聞き、これ!って写真見せたらその場にいたご近所さん全員かたまった。
もっとも不思議なお話がどっさりある土地ではありまして、団地に囲まれた公園のブランコが真夜中に一つだけ動いていて、昨日さぁといったら、ブランコでしょ?そんなところだった。実家の菩提寺でネガともどもお焚き上げしていただきました。次の転勤まで特に変わったことはありませんでしたね。
次の所は裏がお墓で、お寺はどこ?ないんです。だって卒塔婆が・・・て言ったら、どこかのお寺に頼んでいるらしい。と、風もないのにカタカタしているところでした。
私は父のビビりが似ていて、いろいろビビッていました。その父は事故物件の団地は平気の平左で、母が起きて父がいないと、お父さん行ったわよ、居ないから!と電話。しょっちゅう勝手に来ていたのに裏がお墓の家は、裏お墓だよ!という前に、この家気味が悪いと言った。そして二度とその家には来なかった。
★★★★☆