本・恩田陸 「夜果つるところ」

2024-11-16 07:11:13 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。
「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…!

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。

謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。
『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。


               

 読書備忘録 

 

三人の母がいるがいるが、生みの母、和江が切ない!なんで・・・

「私」がビイと呼ばれたのはビー玉みたいだったから!でも、それは・・・最後にビイと呼ばれるようになったことが明かされます。

幻想的だけれど、ホラーのようだったり、読み手を楽しませてくれます。

「鈍色幻視行」を先に読んで、あ、そう言う事なのね!ってことで読みました。

★★★★☆


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