本・宮下奈都 「誰かが足りない」

2012-04-08 06:16:36 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        誰かが足りない

 内容(「BOOK」データベースより)
足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。注目の「心の掬い手」が、しなやかに紡ぐ渾身作。偶然、同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。

 評判のレストラン ハライ は予約を取るのが大変なレストラン 店内にはホルストの惑星 そのなかの「水星」が小さく流れている。

10月31日午後6時に、ハライ を予約した6組それぞれの物語。

予約1
こ、これは・・・切ない!

予約2
最近、どんなニュースがありましたか? この質問は不愉快なのよね。認知症の確認。
ハライにはおとうさんと二人で行くのよね。おとうさんとはご主人の事、すでに・・・

予約3
そっか!幼馴染のヨッちゃんとね。助け方がすごいっ!ぼこぼこに?

予約4
お兄さんはビデオを撮っていないと部屋の外に出られないひきこもり。いじめでバリカンで髪をそられてしまった妹の友達。三人でね。

予約5
オムレツがご縁かな?どうなることかと思ったけれど、そうなりましたね。

予約6
おばあちゃんもその匂い感じていたのかしら? すごい才能!というのか、失敗の匂いを感じてしまう。でも、従姉に会えた。助けた人と従姉と三人で・・・


最後のページに「誰かが足りない。そう思えるのは、もしかしたらしあわせなことではないだろうか。足りない誰かを待つことができるから。満たされる日を夢見ることができるのだから。」

そして 誰かが入ってくる。

そうね・・・そうかもしれない。



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