本・恒川光太郎 「真夜中のたずねびと」

2020-12-06 08:25:21 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

闇はあなたの後ろに、今も佇む――。忍び寄る足音に背筋が寒くなる連作集。次々と語られる、闇に遭遇した者たちの怪異譚。ゲストハウスでほんの一時関わっただけの男から送られてくる、罪の告白。その内容は驚くべきもので……(「さまよえる絵描きが、森へ」)。弟が殺人事件を起こし、一家は離散。隠れ住む姉をつけ狙う悪意は、一体、誰のものなのか(「やがて夕暮れが夜に」)。全五篇。

ずっと昔、あなたと二人で
母の肖像
やがて夕暮れが夜に
さまよえる絵描きが、森へ
真夜中の秘密


               

 読書備忘録 

母の肖像の人探し請負・咲島秋が、ほかのお話にも登場するくらいわけあって離れてしまい行方が分からないってことが・・・逃げてる。探さないで。

その秋は、ずっと昔、あなたと二人で・・・のアキ?

やがて夕暮れが夜に・・・の、あかりが、真夜中の秘密に・・・

さまよえる絵描きが、森へ・・・気味悪いな!と読み始めたこのお話、のめりこんだ。

どのお話も終わりが、ツーンと余韻を残している。

「この世で一番恥ずべきことは人を騙して金を得ることだ」

「夜市」で出会ってファンになった。

★★★★☆


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