内容紹介
見合いの席で一目惚れ、没落華族の元に嫁いだ、豪商の娘・菊乃。しかしそこは地獄だった。妾の存在、隠し子、財産横領、やっと授かった我が子の流産――。菊乃は、欲と快楽を貪る旧弊な家の中で、自立することを決意すると、高慢な女中頭に暇を出し、傾いた財政を立て直す。激動の明治に鮮やかに華開く女の一生。
読書備忘録
菊乃はすごい!
おしまいっ!
では終わらない。とにかく恐ろしいほど強い女になっていく。
いろいろ事情があって娘となった早紀子の話が・・・助けてもらった時には、いずれ出てくるだろうと読んでいたけれど、まさかそんな偶然に?菊乃は何を考えているのか、そんなことを吹き込んで!
イッキヨミ!
★★★★★