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王滝詣出その2・・・スタート~CP1

2007-09-19 08:45:49 | MTB
さて競技当日。
薄っすらと目が覚めたのが3時頃、本来なら起きる時間なのですがスタートが1時間遅れた為、もう1時間二度寝と洒落込む。(笑)
4時の目覚ましと共に起床し、スパゲッティを食べる為にお湯を沸かす。
隣のyteg4さんもほぼ同じ時刻に起きていたようで車から出て来る。
寒くて寝られなかった様で、少々疲れ気味?でも若いから大丈夫でしょう!
朝食はスパゲッティ2人前。
何となく周りがザワザワして来た。
5時からバイクがスタート位置に置けると言う事でしたが、yteg4さんと余り慌てず6時位に持って行く事にしてジャージとレーパンに着替える。
ノンビリウォームアップクリームを塗りアーム&レッグウォーマーを着用し準備完了。
もう一度持ち物をチェックする。
空は青空が見えていて、合羽を携行するか最後まで迷う。
そうこうしている間にT師匠ご夫妻が到着。
天気予報だと雨は大丈夫のようだ・・・T師匠は合羽を置いて行くと言っていたが、エコサイのIさんが『大雨でなにかあったとき歩けるから持って行った方が・・・』だとの事で、経験者の意見に従い私は持参する事にしました。

ここで置いて行っていたら、今回の王滝完走は出来なかったかも知れません。
エコサイのIさん、アドバイスありがとうございました。
いよいよバイクをスタート位置へ持って行く事に、3人で同じ場所からのスタートです。
多分練習量の違いもあり置いて行かれる事は明白なので、私はスタート後パレードランはアップがてら頑張って心拍を上げる事にしてその後はノンビリ進む予定にしました。
funride編集長と挨拶を交わし、スタートの準備に・・・
心拍は80前後ちょっと上がって来た。
5分前112前後で緊張が高まる。

スタートになるが、先頭から2/3位の場所なのでなかなか進まない。
長蛇の列状態でスタートする公園の橋が見えた時には、かなりの長さになってしまい、先頭は対岸の先に消え掛かっていました。村の人達が『いってらっしゃ~い』とお見送りしてくれたりと和やかな雰囲気。T師匠とyteg4さんを追い越したのはその時だけでした。(笑)
上り坂に入った所で、yteg4さんに一気に離される。
やはり上りは辛い。(笑)それでも頑張って上って行くと一気に足に来てしまった。
太腿の膝の上側が攣ったような感覚。これはやばいと感じて、少し軽めのギヤに変更。
だんだん身体も熱くなって来て、前走者が停車した直ぐ後ろで、アームウォーマーを外す為直ぐに停車。
その時に、T師匠に抜かされ際に声を掛けられた。
直ぐに追い掛けるが、集団の中で判らなくなる。
それ以来、T師匠とyteg4さんを追い掛ける事に集中でした。

ダートに入り、もう一度舗装路になったヘアピンの立ち上がりの先で集団はストップ。
何かと思ったら、前方から逆走して来る方が「蜂がいるので気をつけて~刺された人が何人もいますから気をつけて~」とヘアピンの所に居たオフィシャルへ連絡しに行くと言って走り去った。
周りは大混乱状態。前方で痛いとか声がする。開いた隙間から抜け出して、停車している先頭に行くと前方を大きな蜂がかなりの数飛んでいる。
誰か後方で『スズメバチ?』と言う声が・・・蜂の先では林の中に被害者がかなり停車している。
誰かが騒いで通過した為か?道幅一杯に蜂が出て来ている。
決死の覚悟で通過しようと、間合いを計り前走者が通過しきるのを待った。
前走者が刺された。
あっと言う声と共に一瞬蜂が引いた様な気がした為、もう一人と1・2・3で一気にバイクを押しながら駆け抜ける。
坂道なので、多分走った方が懸命と思ったのですが、横の一人が刺されてしまった!(ここで最高心拍188bpmを記録)
皆が溜まっている場所へ来ると8名位の方が刺されて、腫れている人も居た。
先に通過した人から渡された、ポイズンリムーバーを使用して毒を吸い出す。
薬が無いと言う方が多かった為、持っていた噴霧傷薬で治療開始。
後から来る方もかなり刺されているようで場所が一杯になって来たので、被害の無い私は薬を預けて先へ進んだ。
一緒にスタートしたカップルの男性も刺されたようで、腕がピリピリしているとの事。
リタイヤするか?悩んでいましたが、リタイヤしても蜂の場所を通過して戻らなければだめなので、どうするか?その後どうなったかは判りません。
その場所で多分15分から20分ロスしてしまう。
エコサイのIさん、T師匠、yteg4さんが居なくてホッと一息でしたが、見えない遅れに焦りもかなりでした。
やっとダート区間の開始です。
雨が降り出しました。
体力には自信があるのですが、腕には全く覚えが無い者ですのでペースメーカーを見付けては、付いて行くコバンザメ作戦。。。と思う様にはならず、ペースが各々違っておりました。
MTB初レースでこんな天候、誰が予想したでしょうか?
T師匠とyteg4さんを追い掛けてCP1の手前2km地点辺りでフロントタイヤの感触がフニャフニャになっている事に気が付く。
「パンクだ!」と言った瞬間、後ろの方から『大丈夫ですか?』と声を掛けられる。
困った時に声を掛けられる事は嬉しいものである。
バイクを降りると、両足共痙攣状態。
立っていられない。
仕方なく座り込みタイヤチェッック。
チェックしたらブロック面に小さな釘が刺さっていた。
釘を抜いてフロントタイヤに空気を入れ直すと、膨らんだまま。
取り敢えずCP1へ移動し様子を見る事に!
気持ち的にパンクの後は思いっきり走れない。荒れた路面を走りながら雨露を凌いでくれる合羽を着用。エコサイのIさんの言葉が重くのし掛かる。(笑)
「ああだめかも~?」と心が負けそうになる。
いろいろな葛藤と戦いながら、ダートをひた走る。
CP1は近かった為、気分転換に少々休める事に。
ゴール後に聞いたら、T師匠はここで足攣りの為リタイヤしたそうです。
もし、『先に戻るよ!』とT師匠が待ってくれていたら、リタイヤしていたかも知れません。
追い付かなきゃと言う気持ちが先行して、その後に繋がりました。