komezouの写真と自転車生活

ライフワークの風景写真と趣味の自転車について

王滝詣出その5

2007-09-22 00:22:52 | MTB
CP3には5人程休憩していた。水を補給して、yteg4さんに貰った固形蜂蜜(?)を口に放り込み出発。
細かい砂利が敷き詰められた上りに入り、最初の上りがかなりキツく感じる。
今迄で一番斜度があるような気がするのは砂利で進まないせい?
あと2つのピークと長~いダウンヒルとゴール迄の平坦路を残すのみ。
とは言え、まだまだ15km位ある。
上りの砂利路へ入って直ぐに3人を抜く、これでパンク修理中に抜かれた8人を抜いた。パンク前に一緒に下っていた方が前方で休憩していた。
『パンク修理速いですね!』
「今日3度目ですから~ははは」その方を抜いて上って行く。
砂利が負荷を上乗せしている感じでペダルが重く感じる。
しかしどう言う訳か、スタスタ上れる。
ブレインショックが的確に効いているのか?
身体的には足が攣っているだけで、疲れは余り感じていない。
雨がまた降りだした。
1つ目のピークを上り切った場所で、合羽を着用。
どうもゴロゴロ言っている。
合羽を着ているとさっきの方が追い付いて来た。
ニコッと挨拶しながら先へ行って貰う。
合羽を着ると何故か雨が止む、どうも雨雲になめられているようだ。(笑)
2つ目のピークへガレた道を登り始める。
雨量が少なくなって来たのと上りの暑さで、合羽を脱ぐ。
王滝最後の上りはしっかり踏み込んで登って行く。

路面は洗われて、道路を横断する溝の一部の蓋がなかったりする場所も・・・流れ行く川と言う感じ。
最後の5kmの下りの途中で痛恨の4度目のパンク。
リアのリム打ちのようだ。
丁度下って上りかけた場所。
即座に替えのチューブを出し、ボンベでエアを上げて後は空気入れと思ったのですが、残りのボンベが1本あり、これを入れれば40psi近くまで上げられる。
もしもう一度パンクしたら。残り押せば良い。
追い抜いた人達が追いついて抜いて行く。
ザザザっとトレックのフューエルEXが停車。
足で止まったので顔を見ると、『ブレーキ余ってませんか?』「ありますよ!」『良かった~』とキャリパーを見るとAVIDだった。
「うわー違う、ごめんなさいシマノなので付かないです」と先程下りを押して歩いていたのを抜いた、キャノンデールのジキルの方もやって来る。
やはり『ブレーキありませんか?』キャリパーはマグラ「あるけれどシマノなんです」『あ~あ』と言う言葉が響く。
二人ともパッド残量が全く無くなっていた。
押して行くと言って歩き出した。
自分のパッドもちょっと確認。
まだ、何とか余っている。
フロントは半分位?あれっ?リアの方が減っている?どうして?周りに散らかしたチューブをまとめて、やっとの思いでFSRに跨り、考える間もなく出発。
あと少しだ。こうなったら下りをガンガン行ってしまえ!
と先程の二人に追いつき「先行きま~す」と言うと、一気に下った。
途中スローダウンしていた2名を抜くと林道が分かれている左カーブへ。。。
誰かのブログで転倒したと書いてあった、左コーナーだ!読んでいたので、何とか減速して林道を一杯に使って曲がる。
後は川沿いまで下るだけ。
その先は平坦路アウターで漕ぎ捲くるだけだ!ゴールはもう直ぐ。
川沿いの平坦路へ出たら、ビックリ。
ボトルは落ちているは、バラバラとゴミがかなり散乱していた。
拾っている余裕は無く。
山が開けて来ているのを確認しながら走る。
橋の欄干らしき物が見えた瞬間。ゴールが目に飛び込んで来た~。

やった~ゴールだ~!

もうこの時間では人は殆どいなかったが、スタッフが駆け寄ってきてチップを外されて『お疲れ様~』と言われて、ホっと一息。
スタッフの反対側で途中まで一緒に走っていた方が、出迎えてくれました。時間を確認するのを忘れた。
急いで自分の時計を見ると16時28分でした。
多分自分の時計は若干の狂いがあるので、9時間半前後だと思います。
その方は仲間を待つとの事で、他の2名の方とT師匠とyteg4さんが待っている筈の松原スポーツ公園まで移動する。

途中の民家から『お疲れ~』の声がする。
「ありがとうございます」と暖かい祝福が嬉しかった~!
雨は降りしきり公園まで後数キロの道。
もう帰っちゃったかな?なんて考えながら橋を通過し、他の二人は左の上りへ私は右の上りへとお互いを称えあって解散。
一人で上って行くと、先にゴールされた方達が車にバイクを積み終えて帰る所に出くわす。
皆さん窓を開けて、『お疲れ様~お先~』と声を掛けて帰って行く。
私はそれに答えながらまずは洗車場へ。。。

ドロドロになったFSRを洗車開始。
冷たい水でしたが、まずは自分を洗う?(笑)
レーパンやレッグウォーマー、ジャージを着たまま、水を被る。寒さ等どうでも良い感じ。ゴールしたと言う達成感からか余り寒さは感じない。
FSRをブラシで洗って、まずは「ありがとう!」と感謝する。
フルサスでなければ、私の実力で完走出来なかったと思うと感慨無量でした。
洗車終了。

駐車場へ向かう。
もう駐車場も台数が少ない。
yteg4さんの車がまだあった。
T師匠は?いない。。。きっと速くにゴールして帰ってしまったのでしょう。
遠いので仕方ないな~と思いながら、yteg4さんを発見する。
「お疲れ様、T師匠は?」とyteg4さんと話すとCP1で体調不良でリタイヤとの事で先に帰られたとの事。
yteg4さんは9時間21分何と数分差だったのです。
最後のパンクでのロス分位だったのかな?
T師匠とyteg4さんに引っ張られて完走出来たようなものだと、感謝でした。
私は太腿痙攣で、yteg4さんは腰を痛めたらしく、お互いクラッチ付きの車なので帰れるか?と思わずぬ苦笑い。(笑)
まずは初挑戦で完走出来たと言う事の方が優先して、痛みは何となく和らいだ感じ。
隣の車の方が帰られる所で、『また来年会いましょう!お先に~』と言われました。
もちろん私も「また来年」と答えましたが・・・どうなるのかは神のみぞ知る。。。(笑)

この後は、yteg4さんの洗車道具をお借りして、車に乗せる前に軽く駐車場で付いた砂を落とし、yteg4さんを見送ってから私も帰路へ。
駐車場を移動していると、皆手を振ってくれた。
何となく見え隠れする連帯感に包まれながら、松原スポーツ公園を後にした。

もちろん帰りも幹線道路でした。
途中山梨へ入った道の駅で温泉に浸かって、高速の事故渋滞の影響で渋滞のR20で渋滞の中家に3時に到着。

と私の王滝初挑戦は終了しました。
足りない物が沢山あって、来年に向けてそろそろスタートです。