もう、随分長いこと眠っていた。目を覚ましかけてから、いつ起き上がろうかと思っていたのだが、そろそろだ。ひと月と半分程。週末になって土曜日は、朝から快晴で何処かに行きたいとは思ったけれど、庭の手入れとか買い物をしていた。
年が明けてからは、冬になると毎年の癖でいろいろな苗を買っては庭に地植えしていた。例えば、台湾ホトトギスの仲間を50株ほど。それから、サルメンエビネの苗を10株。
さて、翌、日曜日。この日も朝から良く晴れていて、まだ早いのは承知で節分草を観に走った。自宅から一時間ほどの場所で、毎年、周辺の自生地とは10日近く早く開花する場所だ。車を近くの空き地に停めてから10分ほど歩いて行く。幾らなんでもまだ早いだろうとは思いつつも、道の脇に咲いているオオイヌノフグリの花を観ると、ひょっとしたら、と期待してしまうのだ。
目的の場所に着いて、まず、一段高い陽当たりの良い斜面のお墓の脇を観る。少し離れた場所に膝をついて凝っと観た。
あ・・・。
セツブンソウ
まだ、開ききっていない節分草が数輪。今年は雪も少なくて比較的暖かいので、ひょっとしたらと思ったけれど・・・、良かった。
近くの土手の斜面も見たけれど、開いている花は無く、蕾が幾つか見えただけだった。
近くの小川の脇の斜面にも、盛期には沢山咲くはずなのだが、今の時期に歩けば新しい芽を踏みつけてしまうだろう。蕾を探すのは止めて車に戻ることにした。
暖かい日。これから1週間もしたら沢山咲きだすのだろうが、その時は僕はどこで節分草を観るだろうか。
雀が木の枝に群れていて・・・・、近づいて行くと雀は道に降りて地面を突いていたが・・・・
僕の姿に気が付いて、飛んで行ってしまった。
それから、去年と同じ蕎麦屋を訪ねる。
三津屋 妹尾
頼んだ蕎麦も去年と同じ。
鴨蕎麦
濃い目の汁に鴨の出汁が効いて旨かった。
帰り道、加古川の土手ではそこら中で野焼きをしていた。
最近、自宅周辺では焚き火が出来ずに困っている。焚き火好きの俺には刺激的な景色と懐かしい煙の匂いが立ち込めていた。
さて、これから春は順調に眠りから覚めて行くだろうけれど、僕の方はどうなるだろうか。