これで、3週連続で自宅近くの山を見ている。先週からの1週間はこれまでと較べれば、暑さはそれほどではなかったが、その分、夕立もなく、ほとんど雨はふらなかったようだ。と、いうのも仕事場が工事中で、窓のない場所に仮住まいしているため、外の景色はあまり見る機会がない・・・。
そういう訳で遠くに行っても成果は期待出来ないので、近くてこれまでも意外とイグチの発生が多いこの場所の散策を続けている。
ハナガサイグチ Pulveroboletus auriflammeus (Berk. & Curt.) Sing.
先週に行った公園に続いて、この場所でもハナガサイグチが発生しはじめていた。このイグチは色が色だけに良く目立つ。それに較べて次のイグチは地味で注意深く見ていないと見逃してしまいそうだ。
tylopilus sp.
先週、不明のニガイグチとしてアップしたイグチと同じではないだろうか。先週のは老菌で、自重に耐えられず倒れていたが、今回のは若く、孔口もまだ白い。大きい方だけ採集し、若い方はそのままにしておいた。もしも、必要であれば明日の午後にでも採集しよう。
追加:冷蔵庫に入れてあったイグチを取り出して特徴を確認した。傘径6cmほど。傘は暗緑色を帯びている。そして、何かに接触した部分が黒ずんでいる。柄は暗緑色を帯びず、黒紫色といった色。微細な鱗片に覆われている。孔口の変色性は先週のものと同じ。赤変。まだ黒変にまでは至っていない。柄の付け根は白く、僅かに網目(というのか)があるようだ。
次は3週連続で出ているチャニガイグチだ。その時、初めて見て覚えたイグチなのでまた、アップしてしまう・・・。
チャニガイグチ Tylopilus ferrugineus (Frost) Sing.
チャニガイグチ Tylopilus ferrugineus (Frost) Sing.
幼菌は注意しないとヤマドリタケモドキと間違えそうだ。
キヒダタケが出ていた。
イロガワリキヒダタケ Phylloporus bellus var. cyanescens Corner
ヒダを傷つけると徐々にであるが青変した。イロガワリキヒダタケとしていいのだろう。
この場所は、この時期、イグチが随分発生している。あと、10種近くのイグチにであったが、今晩はこの辺で・・おしまい。
つづく。