今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

硬質菌 再度挑戦

2008-01-14 19:39:26 | Weblog
 硬質菌は予想通り、いや、予想以上に難しい。普通のきのこよりも外観に幅があるようなので、図鑑を眺めていても分かるようになるような気がしてこない。しかし、それでへこんでいてはいつもと同じだ。

 天気も冴えないが、再度挑戦。近くの寺の周囲を見て廻る。この寺は国宝に指定されていて、その横に細流が流れている。周囲には切り倒した木が転がっていて、その一つに白いきのこが出ていた。触ると柔らかい。このところの雨を吸い込んでスポンジのように水が染み出してくる。裏から撮ると1cm程の分厚い傘は光を通して肌色に見えていた。

   
オシロイタケ


その近くの倒木には、これも柔らかいきのこが幾重にも重なって発生している。傘表面が図鑑の記載と異なるような気もするが、チヂレタケが一番近いように思った。


ワサビタケ
(追記080116 メールでチヂミタケではなくワサビタケではとの指摘を頂いた。ワサビタケのヒダは「互いに脈状に連絡する」との図鑑の記述に一致するので修正しました。)




こうして見ると、昨日の不明としたきのこもワサビタケかもしれない。少なくとも二つは良く似ている。




下の写真は形状はクロコブタケにそっくりだけれど、あまり黒くない。古くなると色が褪せるのか?あまりじっくり見たことがないので・・・。チャコブタケではなさそうだ。

   
左:クロコブタケ?
右:スエヒロタケ


次のきのこはクヌギの切り株に出ていた。たしか去年も出ていたと思うので結構時間がたっているのかもしれない。


不明


次のは発生してから間がなく、生長中なのだろう。これも分からない。


不明


下のものは広葉樹の枯木に出ていた。道沿いでここ数年、毎年出ているのを見ている。紫色のシミ、不明瞭な環紋・・。ホウロクタケ?


ホウロクタケ?


傘の裏

 硬質菌は分からないながらも続けて見ていると、何となく面白いと思うようになってきた。分からなくてストレスはたまるけど、徐々に分かって行くかもしれない。でも、やっぱり顕微鏡観察は必要だよなぁ。
 明日も行っちゃう?
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