今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

こっちの方が収穫かも・・・2008.09.14 (2)

2008-09-17 20:30:26 | Weblog

不明のイグチ


 ウラベニヤマイグチを探しに再度S公園を訪れた日、ウラベニヤマイグチの発生する林に向かう途中に出会ったイグチである。これは、前日にも見ていたのだが、アメリカウラベニイロガワリを採集しているうちに写真を撮るのを忘れて帰ってしまった奴だ。少しくすんだ赤色の傘、薄黄色の柄、良く見ると不明瞭な網目模様がある。柄、孔口とも青変性がある。最近、話題のニセアカジコウとはこれだろうか・・・・。


 思えば、このイグチはこの場所に決まって発生している。



2006.09.24.


   
左:2007.08.25.同じイグチの老菌と思われる
右:2007.09.30.


 2年前から確認しているイグチだ。これまで、思いつかなかったのだが、最近話題のニセアカジコウ・・・或いはアカジコウモドキと特徴が一致する。これだったのだろうか・・・


 この公園の奥の細道に大きなアカヤマドリタケが4本出ていた。その中の一番小さなもの、丁度、食べ頃。



アカヤマドリ Leccinum extremiorientale (L. Vassilieva) Sing.




これに醤油をつけて炭火で焼いて食べるとウマイ。食べ過ぎに注意。



 その更に奥には



シロヤマドリタケ



 美しいイグチが出ていた。





   



不明のイグチ

とても美しいイグチだ。webでは見たことがあるような気がした。そう、バライロウラベニイロガワリに似ているが、柄は青変性はなく、傷つけるとむしろ赤味が増した。また、孔口は薄黄色で、変色性の有無は不明。見るのを忘れた。H氏に聞かなければならない・・・。傘表面はフェルト状でほぼ白色、僅かにピンク色を帯びる。


出張から家に帰ってみるとH氏からバライロアミアシイグチかもしれないとメールが来ていた。調べてみるが、やはり変色性が分らない。webで検索してみると、いくつか写真がヒットした。なんと、昨日アップしたものもあるではないか・・・。山口在住の方のブログであるが、山口はこの辺りと発生する種の時期が良く似ていると思った経験が何度かある。バライロアミアシイグチかもしれないと思った。
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4 コメント

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ニセモノにやっと遭遇!! (kouchan)
2008-09-18 22:35:41
やっと、偽物に会えました。2年前から見掛けてはいましたが、食べようという気になったことはありませんでした。皆さん、かなり度胸いいですね・・・。来シーズンは出会ったら食べてみようかな。
おっと、その前に本物と遭遇しなければ・・・・
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間違いない (ねぎちゃん)
2008-09-18 22:15:31
東海で話題になっている「ニセアカジコウ」(仮称)と同じものだと思います。老菌の様子も柄にできやすいシミもそのものです。

何度も食べてますが、加熱すると色が悪くなるのが残念です。
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やはり・・・そう (kouchan)
2008-09-18 21:53:22
何で今まで気が付かなかったんだろう・・・。いろいろな所で読み、写真も見てきたのに・・・。
でも、僕の良く行くところでは、このスポットでしか見かけません。そんなに多いという印象はないですね。
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アカジコウモドキ ()
2008-09-18 10:49:56
そう、これですよこれ!
こちらにも同じものが発生してました。
つい軽々しく試食してしまいましたが、若干後からくるような苦味がありましたね。
今のところ体調に異変はありません。

アカヤマドリの味はどうも馴染めず、いつも撮るだけ・・
炭火は試したことがないので次回挑戦してみます。
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