週末になった。今日は昼から天気が崩れて雨になる予報なので、朝飯の後に家を出て友達に頼まれていた自宅近くのホンゴウソウ、
ヒナノシャクジョウ自生地の様子を見に行くことにした。どちらもきのこ観察のついでに見つけたものなので、秋以外に観察したことがない。
何時くらいから出始めているのかも知らないのだが、友達からその自生地へ辿り着けるような地図を作って欲しいと頼まれているのだ。
食後、庭仕事をしていて出発するのが昼前になってしまった。現地近くの駐車場に着いたのは正午過ぎ。途中の目印を写真に撮りながら進む。
車を停めた場所の斜面に傘径3cmくらいのきのこがポツポツと出ていた。
コクサウラベニタケ?
襞は薄くピンク色で、イッポンシメジ科っぽい。
しばらく登山口への平坦な道を歩いてから山へ入り込む。登山道から右に折れて林の中に入り、山からの湧水の流れに沿って奥に進む。
そしてしばらく進んだ行き止まりの場所。
山からの湧水が溜まって、真夏でも湿り気がある場所。この周囲にホンゴウソウやヒナノシャクジョウが秋には出ているのだ。
去年、ホンゴウソウを見つけた辺りを探すとすぐに見つかった。7月にはもう、既にホンゴウソウは沢山、出ているんだな。
ホンゴウソウ
せいぜい、高さが2cmくらいの植物なので、ピンボケはご容赦下さい。
水溜まりの周囲を探していたが、少し先を見てびっくり。ヤバい奴がとぐろを巻いている。
蝮
ホンゴウソウを探しているうちに蝮を怒らせてしまいそうなので、水溜まりの反対側に渡りヒナノシャクジョウを探すことにした。
ヒナノシャクジョウの芽生え?
まだ地面から顔を出したばかり。開いていない・・・・
この場所への案内図を作るための写真も撮れたので、帰路につく積りで林を出た。
サンコタケ
つづく
ヒナノシャクジョウもまだ開花前なのでよくわかりませんが、シロシャクジョウかも?
それにしてもうらやましい限りです。
ウエマツソウでは?とのこと、一応調べて書いたつもりでしたが、なぜそう思ったか忘れてしまいました。
調べて直してみたところ、ご指摘の通り、雄花の花被については細長く、反り返らないということで、ウエマツソウの特徴を示していました。
でも、雌花には明らかな花柄が写っている個体もあって、あれ?という感じ。
雄花の特徴が目立つのでウエマツソウとする方が良いのかもしれません。
スズフリホンゴウソウとウエマツソウは混生するという資料もあり、ちょっと深入りするとヤバいところですね。ご指摘ありがとうございます。
ヒナノシャクジョウは数年、観察しているので間違いないです。シロシャクジョウは遥かに希少なもので、この辺りでは見つかっていません。
このブログ内を検索していただけると、シロシャクジョウの自生地で撮った写真もありますので、良かったら見てください。
きのこの姿も全く見られず、完全な空振りに終わりました。
雨もたっぷりと降ったから出始めているのかなぁ。
シロシャクジョウの発生の仕方はヒナノシャクジョウと違ってまとまって出るようです。