ツユクサ
余裕のない一週間だった。何せ一度も歩いて会社に行けなかった。ともあれ、週末である。疲れていても、朝5時過ぎには目が覚めてしまう。そこで起き上がれるかが問題であるが、今朝は2時間ほどゴロゴロしていた。
朝飯のバナナ一本を口に放り込み、出発。ふと、アカヤマドリの網焼きを食べたいと思った。アカヤマドリの傘をスライスし、醤油をつけて焼くとうまいのだ。
三木市へ向かう途中、自宅近くの6月にヤマドリタケモドキの出ていた場所を見る。ここのモドキは完全に終わっているようだ。が、若いAmanitaが出ていた。
クロコタマゴテングタケ Amanita citrina(Schaeff.)Pers.var.grisea(Hongo)Hongo
そして、道の反対側ののり面にはイグチ類が出ていた。
左:ニガイグチ属 Tylopilus sp.
右:チチアワタケ Suillus granulatus(L.:Fr.)Kuntze
三木市の最近通っている尾根筋を歩く。このところヤマドリタケモドキの爆発を期待して通っていたのだが、今日見たところ、例年大量に発生するポイントに数本のカビの生えたヤマドリタケモドキが残っていた。どうやら今年は不発であることが確定したようだ。間もなく梅雨明けということだし・・・。
キイロイグチ Pulveroboletus auriflammeus(Berk. et Curt.)Sing.
尾根を歩いてゆく。いろいろなきのこが出ている。アカイボカサタケ、ヌメリコウジタケは今年初めて。
アカイボカサタケ Entoloma quadratum(Berk. & Curt.)Horak
ヒメカバイロタケ Xeromphalina campanella(Batsch.:Fr.)Maire
ヌメリコウジタケ Aureoboletus thibetanus(Pat.)Hongo & Nagasawa
この尾根で一番目立ったのがニワタケである。赤松の枯木、根の周りから沢山出ていた。
ニワタケ Paxillus atrotomentosus(Batsch:Fr.)Fr.var.atrotomentosus
とても綺麗なテングタケが出ていた。
テングタケ Amanita pantherina(DC.:Fr.)Krombh
とうとう、アカヤマドリに出会った・・・が、これでは網焼きには出来ないなぁ。
アカヤマドリ Leccinum extremiorientale(L.Vassilieva)Sing.
赤松の生えた斜面に白っぽいAmanitaが出ている。
Amanita sp.
ツルタケのようでツバがある。ひだは白色である。ツルタケダマシかと思ったが、この脱げかけたパンツのようなツボは違うでしょ・・・。
尾根を降りるところにボロボロのガンタケとカバイロツルタケが出ていた。
ガンタケ Amanita rubescens Pers.:Fr.
カバイロツルタケ Amanita fulva(Schaeff.)Gill.
ブーンと虫が飛んできた。汗を拭くタオルで落としてみるとウバタマムシだった。死んだ振りをしていて動かない。動き出したら写真を撮ろうと思ったが、いつまでも動かない。足を畳んで動かないまま、写真に撮った。
ウバタマムシ
ウバタマムシは久々に見ます。玉虫に比べかなり地味ですが、数は居ましたね。昔、学校の帰りに玉虫が居ついている桜並木を良く見回ったものです。ウバタマムシは飛んでいるのを採っていたかな?
昨日の採集はこたえました。今日はゆっくりしようかな。