最後に廻る場所は前日の朝に歩いた場所。H氏からの連絡ではバライロアミアシイグチ近縁種の幼菌が出ていたらしいので、
再度、確認することにしていた。それと、友人から連絡があり近くの野池にヒメビシが居るらしいので確認して欲しいと言われていた。
向かう途中、車窓からは草を刈ったばかりのあぜ道から彼岸花が花芽を伸ばし始めている様子が見えた。周辺の農家は彼岸花の時期になると丁度良く、
草を刈って彼岸花が咲くのを待つ。そのくらい、彼岸花は規則正しく開花するような気がする。
シロテングタケ
幼菌
茶畑の脇の土手には毎年、初夏にヤマドリタケモドキが出る場所があるのだが、今年はほとんど姿を見なかった。それが、今頃になって沢山出だしていた。
ヤマドリタケモドキ
山は前日も歩いたばかりなので、それほど発見もない。
オオコゲチャイグチ
かなり育ったような気がする・・・・
ハラタケ科
ヤマドリタケモドキ
端にこげ茶色のイグチも出ている。
俺的には外観から判断するとヤマドリタケモドキとウツロイイグチということになるのだが、帰宅後、切断面の匂いを嗅ぐと同じヤマドリタケモドキの匂いがした。
オオキイロフウセンタケ
シロオニタケ
スオウだったりするかもしれない。
Aureoboletus sp.
柄の赤みが強い個体
谷側の斜面にはブルーアウレオの新鮮な個体もまだ出ていた。
ヌメリコウジタケ
結局、また新しいバライロアミアシイグチは見つからなかった。H氏に確認してみたが、場所は確認できたがイグチは行方不明だ。
イノシシにでも喰われたのだろうか。
Hからいただいた今年のバライロアミアシイグチ近縁種の写真をアップしておこう。
このイグチは出る時期は毎年同じころなのだが、暑すぎたり雨が少なかったすると発生しないし、今回のように1週間の内に出て、
腐ってしまうこともあるのだろう。今回は、どうも黴の生えたベニイグチと間違えて、出ているのに気が付かなかったような気がしている。
さて、山を降りて友人に頼まれた野池の様子を見に行った。でも、池にはヒメビシの気配は全くなく、土手に紫色の花が咲いていただけ。
そろそろ、帰ってシャワーを浴びてビールにしようか。