所属するグループの合宿がU高原であった。12時半に現地集合で、それまでにどこか他のところで採集をしてくるようにとのことだった。そういうことなので、8時に出て途中、M高原に寄ることにした。
今年はきのこの発生が早いので、ひょっとしたらM高原ではもうハナイグチが出ているかもしれないと思ったからだ。
自宅を出発してから一時間半ほどで高原のホテルに到着した。そこから30分ほど歩いてカラマツ林まで歩く。歩いてゆく途中、道の脇の一段上がった所にワタゲナラタケが幾つも出ていた。
ワタゲナラタケ Armillaria gallica Marxm. & Romagn.
幼菌は柔らかく、きれいだった。急いで幾つかを採集した。
こんなことをしている暇はない。先を急いで様子をハナイグチの様子を見てこなければ・・・。
カラマツ林に着くまでは杉林とコナラなどの雑木林があり、アカカバイロタケ、ドクツルタケ、ドウシンタケ、キリンタケ近縁種などが出ていた。その中で、いかにも美味しそうなフウセンタケが出ていた。
Cortinarius sp.
そして、最初のカラマツの林に着いて岩がゴロゴロした辺りを見ると、あっさりハナイグチは出ていた。
ハナイグチ Suillus grevillei (Klotz.) Sing.
この写真はピンボケだな、撮り直そう、と思ったその時、悲劇に気が付いた。カメラのバッテリーが切れたのだ・・・。昨夜、途中でバッテリー切れになるのが怖いので充電済みのバッテリーに交換し、取り出したバッテリーは新たに充電し直して持ってきたはずだった・・・。今思えば、充電済みと思ったのは、これから充電しなければならなかったバッテリーだったのだろう・・・。
ともあれ、起きてしまった悲劇はどうしようもなく、写真を諦めてきのこの採集を続けた。早く切り上げて次のU高原に行かねばとは思うものの、出ているハナイグチを残してはイケナイ・・・。
そこそこの量を採り、残りは明日の帰りに撮影と一緒にしようということで車に戻った。大急ぎでU高原を目指したが、何と言う計画性の無さ・・・一時間近く遅刻をしてしまった・・・。
U高原ではツリフネソウが満開だった。
ツリフネソウ
きのこの方はというと、余り多くのきのこが発生していると言う状況ではなかった・・・。
左:アカツムタケ Pholiota astragalina (Fr.) Sing.
右:Amanita sp.
ほとんどヒダに赤味を感じないのだが、タマゴテングタケモドキなのだろうか・・・。
左:ウラグロニガイグチ Tylopilus eximius (Peck) Sing.
右:分らないからかさ
この高原はタマゴタケが多い・・・。
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
それ以外にも・・・・
初日は食事後、スライド会、そしてその後で懇親会があり大いに盛り上がった。寝たのは3時過ぎ、起床は6時半だから、3時間しか寝ていない。
かくして2日目は寝不足、二日酔いで始まったのだった。昨日よりも少し高い所を廻ったが、ほとんどきのこは出ていなかった。
ヤマナラシノアオネヤマイグチ Leccinum duriusculum (Schulzen) Sing
U高原といえば、ヤマナラシノアオネヤマイグチを紹介しないわけには行かないだろう・・・。何年か前にM氏とH氏がこの高原できのこ講習会を行ったときに、沢山採集されたヤマイグチ属を仕分けしていると、二つのグループに分かれることが分ったそうだ。一つはヤマイグチであり、他方はヤマナラシノアオネヤマイグチだった。後者は根を縦割りにすると多くの場合、僅かではあるが青い粒点が見つかる。ヤマナラシの樹下にのみ発生し、淡河のS公園にも発生していることを確認済みだ。
それ以外、あまりきのこは見つからなかった。
今年はきのこの発生が早いので、ひょっとしたらM高原ではもうハナイグチが出ているかもしれないと思ったからだ。
自宅を出発してから一時間半ほどで高原のホテルに到着した。そこから30分ほど歩いてカラマツ林まで歩く。歩いてゆく途中、道の脇の一段上がった所にワタゲナラタケが幾つも出ていた。
ワタゲナラタケ Armillaria gallica Marxm. & Romagn.
幼菌は柔らかく、きれいだった。急いで幾つかを採集した。
こんなことをしている暇はない。先を急いで様子をハナイグチの様子を見てこなければ・・・。
カラマツ林に着くまでは杉林とコナラなどの雑木林があり、アカカバイロタケ、ドクツルタケ、ドウシンタケ、キリンタケ近縁種などが出ていた。その中で、いかにも美味しそうなフウセンタケが出ていた。
Cortinarius sp.
そして、最初のカラマツの林に着いて岩がゴロゴロした辺りを見ると、あっさりハナイグチは出ていた。
ハナイグチ Suillus grevillei (Klotz.) Sing.
この写真はピンボケだな、撮り直そう、と思ったその時、悲劇に気が付いた。カメラのバッテリーが切れたのだ・・・。昨夜、途中でバッテリー切れになるのが怖いので充電済みのバッテリーに交換し、取り出したバッテリーは新たに充電し直して持ってきたはずだった・・・。今思えば、充電済みと思ったのは、これから充電しなければならなかったバッテリーだったのだろう・・・。
ともあれ、起きてしまった悲劇はどうしようもなく、写真を諦めてきのこの採集を続けた。早く切り上げて次のU高原に行かねばとは思うものの、出ているハナイグチを残してはイケナイ・・・。
そこそこの量を採り、残りは明日の帰りに撮影と一緒にしようということで車に戻った。大急ぎでU高原を目指したが、何と言う計画性の無さ・・・一時間近く遅刻をしてしまった・・・。
U高原ではツリフネソウが満開だった。
ツリフネソウ
きのこの方はというと、余り多くのきのこが発生していると言う状況ではなかった・・・。
左:アカツムタケ Pholiota astragalina (Fr.) Sing.
右:Amanita sp.
ほとんどヒダに赤味を感じないのだが、タマゴテングタケモドキなのだろうか・・・。
左:ウラグロニガイグチ Tylopilus eximius (Peck) Sing.
右:分らないからかさ
この高原はタマゴタケが多い・・・。
タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk. & Broome) Sacc.
それ以外にも・・・・
初日は食事後、スライド会、そしてその後で懇親会があり大いに盛り上がった。寝たのは3時過ぎ、起床は6時半だから、3時間しか寝ていない。
かくして2日目は寝不足、二日酔いで始まったのだった。昨日よりも少し高い所を廻ったが、ほとんどきのこは出ていなかった。
ヤマナラシノアオネヤマイグチ Leccinum duriusculum (Schulzen) Sing
U高原といえば、ヤマナラシノアオネヤマイグチを紹介しないわけには行かないだろう・・・。何年か前にM氏とH氏がこの高原できのこ講習会を行ったときに、沢山採集されたヤマイグチ属を仕分けしていると、二つのグループに分かれることが分ったそうだ。一つはヤマイグチであり、他方はヤマナラシノアオネヤマイグチだった。後者は根を縦割りにすると多くの場合、僅かではあるが青い粒点が見つかる。ヤマナラシの樹下にのみ発生し、淡河のS公園にも発生していることを確認済みだ。
それ以外、あまりきのこは見つからなかった。
結構収穫あったようでよかったですね。
先週末の雨も効いていたんでしょうね。