9/22(土)初めての尾瀬に出かけました。
7月に夜行で懲りた私は無理はせず、新幹線で【上毛高原】へ。
そこから路線バスに乗り継ぎ、【鳩待峠行きバス停】まで約二時間。
のんびりとバスに揺られて行きます。
この8:10 上毛高原発のバスの乗客は15人ほどでした。
この日も晴れて暑い。
もっと涼しいかと期待していたけど、
バスの車内に容赦なく照りつける日差しで既に汗をかく私。
でも空にはうろこ雲。秋の空に変わっていました。
【鳩待峠】に着いて、ジェラードは帰りのお楽しみにし、早速目指す【山の鼻】へ
さあ、初めての【尾瀬】に出発です!
行きは下りなのでラクラク。快調に飛ばしていきます。
途中、左手に【小至仏山】辺りが見えます。
「明日いくからね~」とこの時点では上機嫌です。
45分ほどで【山の鼻】へ到着。
早速【至仏山荘】にテント代金@600円支払い、設営します。
実は今回、軟弱なワタシはザックを持ったまま山を歩きたくなかったので、
ここに荷物を置き、翌朝身軽に【至仏山】へ登り、またここへ戻ってきて撤収、
という計画をたてていたのでした。
重い荷物を降ろし(とはいっても私は11kg程度)
超軽量折りたたみザックに最小限の手荷物を詰め、
昼食を済ませて早速【尾瀬散策】に出発です。
【上田代】辺りを歩き、後ろを振り返ると
どーーん、と横たわる【至仏山】の美しい姿が。
むき出しになった登山道がちょっと痛々しく見えましたが、
明日はあの道を行くのね♪と思いながら、1ヶ月間鈍った体を
木道を歩きながらほぐして行きます。
草紅葉がコガネ色に輝く美しい様を始めて見ました。
尾瀬と言えば・・・なのが有名ですが、この時期も素敵なんですね。
前に【燧ヶ岳】を見ながら・・・この風景を、一度この目で見たかったんです。
【牛首】過ぎ、【尾瀬ヶ原三又】を過ぎると、湿原の色が変わりました。
コガネ色が若干赤みを増したように見えます。
あんなに暑かったこの夏も、季節は確実に秋へと進んでいました。
赤く染まった葉も増えてきました。
ススキも増え、秋の気分が盛り上がります。
そして【竜宮十字路】へ到着。竜宮小屋は補修工事のためお休み中。
ここである目的・・・を済ませ、【ヨッピ吊橋】まで行って、
テント場へ戻ります。
三連休とはいえ、この時期だから?なのか
予想よりとっても空いていて、尾瀬の静けさがワタシの尾瀬の印象を良くしたようです。
なんかチカラの入っていないポーズだな・・
前も後ろも誰も歩いていない、この広大な湿原と
山に囲まれて見上げる空の大きさと、横たわる山の大きさ。
体中の毛穴が一斉に深呼吸を始めるほどの澄んだ空気。
全てがありがたく思える瞬間・・・・
あまりの気持ちよさに、いつまでもここにいて、
ずっとこの風景と一緒にいたい、という気持ちになりました。
でも秋の日は短い。
ぼーっとしていたい気持ちを抑え、戻ります。
人が少ないので、所々に設置してある【クマよけ鐘】を鳴らしながら歩きます。
クマさん、出てきちゃだめだよ~。
そして来た道を戻り、テント場へ。
朝は2張しかなかったのですが、12張ほどに増えていました。
狭いテント場ですが、水は豊かで冷たくて美味しいし、
トイレは水洗、ビールも売ってるし(笑)意外と静か。
日が沈んでいきます・・・
この環境を守り続ける為に、多くの人々の力と時間が費やされていることを痛感。
なんて尊いことなのでしょう。日本の誇りのひとつですね。
自分も何か少しでも力になりたい、と思いました。
<尾瀬>
夕食を終えると、テント場の正面の【山の鼻ビジターセンター】で、
19:00からスタッフの方によるスライドショーが始まりました。
あちこちの小屋から、人が集まってきます。
至仏山の話を興味深く聞かせていただき、
なぜ、下山道として使ってはいけないかが良く解りました。
(実はここに来るまで知りませんでしたが禁止ではありません)
明日の登山に備え、20:00にはもうオヤスミします。
静かな森に抱かれ眠るシアワセ。
月明かりがキレイ・・・
明日は?
その2へ続く・・・