カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

地図読みトレッキング

2008-06-08 | ヤマのこと
6/7(土)初めての読図トレッキングに参加してきました。

お恥ずかしながら読図が全く出来ない私。
本も2冊も持っているのですが、読み始めると5分で睡魔が・・・
どうもこの手の本は苦手なようで・・・

今まで山で3回ほど道迷い(軽い)しています。しかも普通の低山や取りつきが解らないという情けないもの。
さすがに前回のミスで「いい加減まずいだろう!」と反省し、読図講習の会を探していました。
が、探すと土日で関東で行われるものがなかなかないんです・・・
やっと見つけて応募したものの、1回は人数が集まらなくて中止。
そして今回参加にこぎつけました。

読図の理屈はわかるのですが、じゃ、実際どうやって見ていけばいいのか?
一番解らなかった、一番大事なことを学びに行きました。

【コース】西武線:正丸駅⇒伊豆が岳⇒正丸峠⇒西武線:正丸駅



正丸駅に9:00集合。
駅に着くと既にガイドさんが待っていてくれました。
この日の参加者は6名。2組のカップルと、単独は私ともう一人の女の子。
特に山歩きの為に読図を学びたい、という人はいなくて、地図に興味があるとか、
女の子は大学生で卒論の為に必要、とか学びの理由はさまざまです。
ダンナは仕事でしたので不参加。
イベントに一人で参加するのは初めてでちょっぴり緊張な私。

駅前の広場で自己紹介をし、40分ほど読図の基本を学びます。
色々資料を用意してくれています。このあたりはみんな知っていることですが、確認し合います。
使用するのは国土地理院の1/25000のものです(各自持参)。
ガイドさんはそれを使用する部分だけ拡大コピーしたものを用意してくれました。
コレが実に見やすい。


準備運動をして、早速歩きます。
最初は車道歩きですが、そこでも地図とコンパスを見ながら歩きます。
民家や川、橋を何回渡るから右に川、左奥に○○のピークがありそう・・・などなど。
私がいつも通り過ぎていたものたちの、ひとつひとつ確認しながら歩きます。

登山道に入ってからもそれは続きます。
だいたい15分に一回はみんなで確認しあう、といった感じで進みます。


山頂到着。
(今日は学ぶ日なので、写真を撮るのは極力控えたので画像少ないです)


ここでも「山座同定」の実践。
その後1時間ほどランチタイム。ここでも講師の先生に色々教えてもらいました。

帰りは「正丸峠」方面へ。
緩やかな尾根を進みますが、尾根道は変化がないので自分の居場所がわかり辛い、
とのこと。
実際、先生は現在地がココ、私たちは現在地がこっちだと思う・・・
などなど推理しながら進んでいくのは結構難しいが楽しい。

講師の○○さんは地形学等を学んでこられた方で、山や自然が大好き♪
な人なので、色んなことを教えてもらい勉強になります。
ちなみに彼は頭の先から足の先まで全て自社製品でした、さすが


私は初めて見ました「オトシブミ」
きれいに巻かれています!

 
これは食べれるとの事「ムキタケ?」
中に黒い粒が入っていたら食べられない「ヒカリダケ?」
でも今回は食べません(笑)


これは「フタリシズカ」
同行の大学生の女の子は農大で自然と共生した循環学・再生学を学んでいて、
毎日のようにあちこちの自然調査に行っているとのこと。
花のことをよく知っていて、「あれは?」と聞くと全部答えてくれる頼もしい♪
メンバーにも恵まれたツアーでした。



正丸峠からはバリエーションルートで下山。
これも地図を読めると安心して歩けるということを学びました。

結局・・・
【百聞は一見にしかず
本1冊分を一日で理解できちゃったような気がしました。(あくまで気)

もちろん、たった1日では覚えられるはずもないのですが、
いままでぼさーっとして歩いていた山の見方が変わりそうです。

なにより、今まで私が使っていた1/50000の地図では道迷いもあたりまえ、
ということが解りました(笑)
次回から山に入るときは1/25000の地図も持っていくことでしょう。


現在地がわからなくなった時の「バックベアリング法」も教えてもらい(但し、ガスの時は無理)ましたが、
なによりまず迷わないために「確認確認、はい確認」が一番大事、
そして繰り返し行い、経験すること。
頭を柔軟に、イメージを膨らませて思い込まないことetc・・
を学びました。


次に自分でどれだけ出来るか、忘れないうちに早く試したいデス


○ン○ルさん、良い講習会をありがとうございました。
価値ある一日でした。



※今年はもう一回あるようです。(私が参加したのは○ン○ル・アウトドアチャレンジ)



いつもありがとうございます。
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