今回は私の首がまだ痛む、やや不安な出発。
前日、「山もいいですけど・・無理は絶対だめですよ」
と整骨院のおにいちゃんに言われていたので、カメラをダンナに預けました。
なので、今回の写真はほぼダンナ撮影です。(ピンボケばかりで使えるのが少ないゾ)
【10/4(土)】
往路:奥多摩駅8:28⇒西東京バス8:48⇒川乗橋9:00
川乗橋ゲート9:15⇒百尋の滝10:40⇒川乗山頂12:35
復路:川乗山頂13:15⇒分岐14:00⇒大ダワ14:24⇒正法院15:42 入浴⇒鳩ノ巣駅17:20
我が家から朝出発すると、一番早くても奥多摩駅8:48分発(土曜日)のバスになります。
この日は久しぶりに好天の予報だったせいか、紅葉にはまだまだな奥多摩ですが、
青梅から立ちっぱなしの大混雑、ハイカー電車となりました。
駅に着くと、それぞれのバスに乗り込んでバラけていきますが、
私たちの乗った日原行きのバスは3台出ました、大盛況です。
私たちは焦ることもないので、3台目でゆっくり座っていきました。
15分ほどで「川乗橋」バス停到着。
団体さんなどでごった返していました。
久しぶりの奥多摩、ゆっくりストレッチをしてスタート。
最初の40分は林道歩きです。
本当に久しぶりな青空です!すでに暑いです!
ここから登山道。
でもしょっぱなから不安な私。
なぜなら、苦手な渓流沿いの道だから、です。
じゃ、なんでココを選んだの?と問われると・・・訓練の為です(汗)
注:ココからは超高度恐怖症の怖がりの私の感想なので、普通の方は話半分で聞いてください。
歩き始めると予想通りもう、コワイです。
「滑落注意!事故多発!」とか看板見ただけで萎えちゃいます。
どこへ行っても遠くで沢の音が聞こえるだけでビビル私です。
下が透けている、腐りかけのような木の橋がいくつもいくつも現れます。
(離れてみると全然高さないのに、橋の上に乗ると急に高く感じるのはなぜ?)
左側の斜面、あんなに下の方に川が流れています。
北アルプスだろうが奥多摩だろうが、足を滑らせたら一緒さ、サヨナラ~・・・。
手のひらはジワっと汗。もっと高度感のあるところでは、冷や汗がポタポタと落ちてくるんです、私。
観覧車でも手のひらに汗をかく私。「下ノ廊下」なんて一生かかっても無理!
でもなんとか克服したくて一生懸命がんばってあちこち歩いてみたものの、
ああ、私の高所恐怖症はちっとも改善されてなかった、と思い知った1時間半でした。
後戻りは出来ないことだけは学んだので、とにかく進むのです。
「この先はもっともっと怖いんだ・・・がんばれ」
と自分に言い聞かせながら進むと・・・
(へっぴり腰どころではない・・・体が山側に傾きっぱなし)
あれ?「百尋ノ滝」に到着しました。
ほーーー、っと一安心です。
多分、地図からするとこの先は怖くないはず。
(百尋ノ滝)
一息入れ、今度は急登り。
でも、渓流沿いの怖さからすれば、急登りは私にとっては全然!なのです。
ぐんぐん進んで「火打石谷」を越え、沢の途切れた辺りから道が不明瞭になりました。
私一人では迷いそうな道は、岩手県育ちのダンナの勘が働きます。
そしてまた高度を上げて進んでいくにつれ、私の足が上がらなくなりました・・・
最近また、太り始めたからなぁ・・・
いやいや、多分、前半の渓流沿いでビビりまくったからその疲れが出てるんだろう、きっと。
これくらいでビビッて足に妙な疲労が出るなんて、この先思いやられるよ・・
とブツブツいいながら、多分、あと3,40分で頂上なハズ、と、
牛歩でもノンストップで進んでいくと、
今にも崩れそうな「避難小屋?」に到着。
中を覗くと・・・中にいるほうが怖いような(崩れそうで)廃墟のようでした。
ここからはもう、庭のように緩やかで広い。
山頂はもう、目の前。
10分で山頂!やったね!
でも・・・あいにく曇ってしまいました。
ホント、最近天気悪いな~~~!
かろうじて遠くに雲取山らしきものが見えます。
展望が素晴らしい、と言うほどでもなく、曇って寒くなったので、
昼食後、さっさと下山。
下りは早いんだよね~~~。
ビールが入っていると、安心の樹林帯で、恒例の「眠い」攻撃。
いつも日帰りだと下山時眠くなっちゃうんです・・・
あとはまったり下るだけ、と45分ほど下り、分岐へ。
そう、この選択がまた、間違いの始まりだったんです・・・(多分ね)
目指すのは「鳩ノ巣駅」
最終的には「大根ノ山ノ神」で合流する。
でもエアリアのCTを見ると大ダワ方面経由のほうが15分くらい早い。
しばし悩んだ結果、CTに惑わされ大ダワへ・・・
歩き始めは緩やか。
がその先を右に折れたら・・・あまり歩かれていなさそうな上り返し。
下山途中の登り返しって辛いんですよね・・・
「戻る?」
と聞いたけど「そのまま行く!」との事で進んでみたものの、
段々午前中と同じような道になり・・・左側が崖、
所々崩壊していて木が倒れて登山道を塞ぐ。
腐りかけの斜めになった橋や、一歩進むだけで小石がザラザラと落ちていくような不安定な道。
右手には大きな岩が張り出して、でも登山道は50cmくらいしかなくて、
身体を斜めにしないと(首イタイ、つーの!)通過できなかったりと、
次から次から試練が・・・
「私は試されているのか~~~っ!この道は通行止めにしとけ~~~!」
と怖さを紛らす為にヤケになり叫びながら歩いていくことたったの20分、
急に明るい場所に出た。「大ダワ」だ。(45分ぐらいに感じたよ)
(目の前に「本仁田山」)
すんごい、汗かいた。冷や汗ポタポタ。ビールの余韻はカケラもなかった。
またもやられた、奥多摩に
そこから先は安心の道。
ただ、秋の日はつるべ落とし。既に14:30を過ぎていたし、
天気もあまり良くないので、とにかく16:00までには下山しなければ!
くだりでも汗かくほど猛スピードで降りること1時間。
前を行く14,5人の団体さんにぶつかり渋滞、もう民家が見える。
でもここ、結構急斜面で柵も無く、木の根につっかけたら民家の天井にダイブ、
な感じだったので急がずゆっくり降りました。
車道に出ると、今度は団体さんをグングンかわし、目指す温泉へ。
(あんなに一度にきたら、絶対入れないと思ったから焦りました)
以前来たときは「国民宿舎・鳩ノ巣荘」で入浴したのですが、
そこは15:30で終わりらしい。
今回はこちらの「一心亭」さんへ。
宿の玄関にはワンちゃんが2匹いて、思い切り鳴かれましたが、
おかげで宿の方が出てきてくれてよかったです。
甲斐犬、クロちゃんはもうご老体でほとんど目が見えないらしい。
でも番犬、エライな~。
ここの女将さんがとーーーっても感じの良い方で、
行ったときは私たちだけの貸切で、山どうでした~?なんて色々話してくださいました。
入浴料¥1050、バスタオル(貸)&タオル(持ち帰り用)がついています。
(後ろの黒いのは岩です)
お風呂は暗くてそんなに感じよくないけど、お湯はぬるめでいい感じ。
貸切でまったりしていたら、先ほどの団体さんがざわざわと。セーフ。
お風呂上りにロビーで待っていたら、蚊にさされてしまった、しかも3箇所。
(私は普段から虫に好かれるタイプ)
痒くて「食堂のほうなら蚊がいないですよね?」
と女将さんに言ったら、金冠まで用意してくれた。
この日はもう虫がいないと思って何ももっていなかったので、すごくありがたかった。
(秋味を置いてるところがナイス♪)
食堂でビールを注文すると、「近所の人が持ってきてくれたのよ、その代わり見た目は悪いけどね」
と朝取りの枝豆をサービスしてくれた。至れり尽くせりだ。
その後も登山帰りの中高年で温泉入浴待ち、が出来るほど混んでいた。
ワガママな登山者&酔っ払いの相手を嫌な顔ひとつせず、テキパキこなす女将さん。
ココは多分、この女将さんで持ってるんだな・・・(大きなお世話)
電車の時間に合わせ、駅へ向かう。
午前も午後も冷や汗ポタポタのダメダメな山歩きだったが、
ここで疲れを癒せて本当に良かった。
紅葉の時期は、この渓谷もすごい人手になるんだろうな~。
でもその時期にまた来たいな。
いい時間を過ごして見上げた、暮れ行く空は秋の色。
心地よい疲労感とほろ酔い気分で揺られる青梅線、車窓から見える三日月がまぶしかった。
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・・・でもあまりのだめっぷりに自信をなくし、来週予定していた目的地を変更してしまった!
タノム~晴れてくれぇ~~~
前日、「山もいいですけど・・無理は絶対だめですよ」
と整骨院のおにいちゃんに言われていたので、カメラをダンナに預けました。
なので、今回の写真はほぼダンナ撮影です。(ピンボケばかりで使えるのが少ないゾ)
【10/4(土)】
往路:奥多摩駅8:28⇒西東京バス8:48⇒川乗橋9:00
川乗橋ゲート9:15⇒百尋の滝10:40⇒川乗山頂12:35
復路:川乗山頂13:15⇒分岐14:00⇒大ダワ14:24⇒正法院15:42 入浴⇒鳩ノ巣駅17:20
我が家から朝出発すると、一番早くても奥多摩駅8:48分発(土曜日)のバスになります。
この日は久しぶりに好天の予報だったせいか、紅葉にはまだまだな奥多摩ですが、
青梅から立ちっぱなしの大混雑、ハイカー電車となりました。
駅に着くと、それぞれのバスに乗り込んでバラけていきますが、
私たちの乗った日原行きのバスは3台出ました、大盛況です。
私たちは焦ることもないので、3台目でゆっくり座っていきました。
15分ほどで「川乗橋」バス停到着。
団体さんなどでごった返していました。
久しぶりの奥多摩、ゆっくりストレッチをしてスタート。
最初の40分は林道歩きです。
本当に久しぶりな青空です!すでに暑いです!
ここから登山道。
でもしょっぱなから不安な私。
なぜなら、苦手な渓流沿いの道だから、です。
じゃ、なんでココを選んだの?と問われると・・・訓練の為です(汗)
注:ココからは超高度恐怖症の怖がりの私の感想なので、普通の方は話半分で聞いてください。
歩き始めると予想通りもう、コワイです。
「滑落注意!事故多発!」とか看板見ただけで萎えちゃいます。
どこへ行っても遠くで沢の音が聞こえるだけでビビル私です。
下が透けている、腐りかけのような木の橋がいくつもいくつも現れます。
(離れてみると全然高さないのに、橋の上に乗ると急に高く感じるのはなぜ?)
左側の斜面、あんなに下の方に川が流れています。
北アルプスだろうが奥多摩だろうが、足を滑らせたら一緒さ、サヨナラ~・・・。
手のひらはジワっと汗。もっと高度感のあるところでは、冷や汗がポタポタと落ちてくるんです、私。
観覧車でも手のひらに汗をかく私。「下ノ廊下」なんて一生かかっても無理!
でもなんとか克服したくて一生懸命がんばってあちこち歩いてみたものの、
ああ、私の高所恐怖症はちっとも改善されてなかった、と思い知った1時間半でした。
後戻りは出来ないことだけは学んだので、とにかく進むのです。
「この先はもっともっと怖いんだ・・・がんばれ」
と自分に言い聞かせながら進むと・・・
(へっぴり腰どころではない・・・体が山側に傾きっぱなし)
あれ?「百尋ノ滝」に到着しました。
ほーーー、っと一安心です。
多分、地図からするとこの先は怖くないはず。
(百尋ノ滝)
一息入れ、今度は急登り。
でも、渓流沿いの怖さからすれば、急登りは私にとっては全然!なのです。
ぐんぐん進んで「火打石谷」を越え、沢の途切れた辺りから道が不明瞭になりました。
私一人では迷いそうな道は、岩手県育ちのダンナの勘が働きます。
そしてまた高度を上げて進んでいくにつれ、私の足が上がらなくなりました・・・
最近また、太り始めたからなぁ・・・
いやいや、多分、前半の渓流沿いでビビりまくったからその疲れが出てるんだろう、きっと。
これくらいでビビッて足に妙な疲労が出るなんて、この先思いやられるよ・・
とブツブツいいながら、多分、あと3,40分で頂上なハズ、と、
牛歩でもノンストップで進んでいくと、
今にも崩れそうな「避難小屋?」に到着。
中を覗くと・・・中にいるほうが怖いような(崩れそうで)廃墟のようでした。
ここからはもう、庭のように緩やかで広い。
山頂はもう、目の前。
10分で山頂!やったね!
でも・・・あいにく曇ってしまいました。
ホント、最近天気悪いな~~~!
かろうじて遠くに雲取山らしきものが見えます。
展望が素晴らしい、と言うほどでもなく、曇って寒くなったので、
昼食後、さっさと下山。
下りは早いんだよね~~~。
ビールが入っていると、安心の樹林帯で、恒例の「眠い」攻撃。
いつも日帰りだと下山時眠くなっちゃうんです・・・
あとはまったり下るだけ、と45分ほど下り、分岐へ。
そう、この選択がまた、間違いの始まりだったんです・・・(多分ね)
目指すのは「鳩ノ巣駅」
最終的には「大根ノ山ノ神」で合流する。
でもエアリアのCTを見ると大ダワ方面経由のほうが15分くらい早い。
しばし悩んだ結果、CTに惑わされ大ダワへ・・・
歩き始めは緩やか。
がその先を右に折れたら・・・あまり歩かれていなさそうな上り返し。
下山途中の登り返しって辛いんですよね・・・
「戻る?」
と聞いたけど「そのまま行く!」との事で進んでみたものの、
段々午前中と同じような道になり・・・左側が崖、
所々崩壊していて木が倒れて登山道を塞ぐ。
腐りかけの斜めになった橋や、一歩進むだけで小石がザラザラと落ちていくような不安定な道。
右手には大きな岩が張り出して、でも登山道は50cmくらいしかなくて、
身体を斜めにしないと(首イタイ、つーの!)通過できなかったりと、
次から次から試練が・・・
「私は試されているのか~~~っ!この道は通行止めにしとけ~~~!」
と怖さを紛らす為にヤケになり叫びながら歩いていくことたったの20分、
急に明るい場所に出た。「大ダワ」だ。(45分ぐらいに感じたよ)
(目の前に「本仁田山」)
すんごい、汗かいた。冷や汗ポタポタ。ビールの余韻はカケラもなかった。
またもやられた、奥多摩に
そこから先は安心の道。
ただ、秋の日はつるべ落とし。既に14:30を過ぎていたし、
天気もあまり良くないので、とにかく16:00までには下山しなければ!
くだりでも汗かくほど猛スピードで降りること1時間。
前を行く14,5人の団体さんにぶつかり渋滞、もう民家が見える。
でもここ、結構急斜面で柵も無く、木の根につっかけたら民家の天井にダイブ、
な感じだったので急がずゆっくり降りました。
車道に出ると、今度は団体さんをグングンかわし、目指す温泉へ。
(あんなに一度にきたら、絶対入れないと思ったから焦りました)
以前来たときは「国民宿舎・鳩ノ巣荘」で入浴したのですが、
そこは15:30で終わりらしい。
今回はこちらの「一心亭」さんへ。
宿の玄関にはワンちゃんが2匹いて、思い切り鳴かれましたが、
おかげで宿の方が出てきてくれてよかったです。
甲斐犬、クロちゃんはもうご老体でほとんど目が見えないらしい。
でも番犬、エライな~。
ここの女将さんがとーーーっても感じの良い方で、
行ったときは私たちだけの貸切で、山どうでした~?なんて色々話してくださいました。
入浴料¥1050、バスタオル(貸)&タオル(持ち帰り用)がついています。
(後ろの黒いのは岩です)
お風呂は暗くてそんなに感じよくないけど、お湯はぬるめでいい感じ。
貸切でまったりしていたら、先ほどの団体さんがざわざわと。セーフ。
お風呂上りにロビーで待っていたら、蚊にさされてしまった、しかも3箇所。
(私は普段から虫に好かれるタイプ)
痒くて「食堂のほうなら蚊がいないですよね?」
と女将さんに言ったら、金冠まで用意してくれた。
この日はもう虫がいないと思って何ももっていなかったので、すごくありがたかった。
(秋味を置いてるところがナイス♪)
食堂でビールを注文すると、「近所の人が持ってきてくれたのよ、その代わり見た目は悪いけどね」
と朝取りの枝豆をサービスしてくれた。至れり尽くせりだ。
その後も登山帰りの中高年で温泉入浴待ち、が出来るほど混んでいた。
ワガママな登山者&酔っ払いの相手を嫌な顔ひとつせず、テキパキこなす女将さん。
ココは多分、この女将さんで持ってるんだな・・・(大きなお世話)
電車の時間に合わせ、駅へ向かう。
午前も午後も冷や汗ポタポタのダメダメな山歩きだったが、
ここで疲れを癒せて本当に良かった。
紅葉の時期は、この渓谷もすごい人手になるんだろうな~。
でもその時期にまた来たいな。
いい時間を過ごして見上げた、暮れ行く空は秋の色。
心地よい疲労感とほろ酔い気分で揺られる青梅線、車窓から見える三日月がまぶしかった。
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・・・でもあまりのだめっぷりに自信をなくし、来週予定していた目的地を変更してしまった!
タノム~晴れてくれぇ~~~