その1 その2
風の静かになった大平山山頂。
このあたりから「長池方面」への分岐があるはず、と地図で確認したものの、
見渡してみてもトレースがないから「もうちょっと先じゃない?」
というダンナの意見に従い(従順なんです)、時間もないので大出山方面にまっすぐ進みました。
途中で私が「あれ?ここ前に歩いたところな気がする、こんなに降りないんじゃない?」と言ったのですが、
先を行くダンナは聞こえたのか?聞こえないのか?ガンガン降りてしまい、
鞍部に林道を見つけて間違ったことに気づくのでした。
(デモ道迷いはいつも私のせいなのよね・・・)
時計を見れば既に15:30を廻っている。山頂に15:00だったんだから当たり前だけどさ・・・
今日はきっちり時間調べているから、ダイヤモンド時間は16:17なのよ・・・ってことは・・・
うそ~~~っ
このまま進めば方角が違うからダイヤモンド富士は完全に諦めなければならない。
戻っても(登り35分)間に合わないけど、もしかしたら尾根筋から見ることが出来るかもしれない。
険悪ムードで協議の結果、戻ることにした。
必死で登り返して16:00。落ち着いてよく見れば、手書きの道標が。
あああ、またやっちゃった・・・また・・・
今日の目的はなんなんだっけ 自分に腹が立つ。
これは大平山山頂16:01の富士山。
ダイヤモンド時間まであと16分。このままここで見守ろうかとも考えたが、
朝からずっとかかっている山頂付近の雲、全く取れてくれないから、
今日は無理かもしれない。
風を遮るものはない、ひとっこ一人いないこの大平山山頂で、16分待つのも結構キツイ。
そして日没後は急激に冷え込むのをおととし経験していたので、
確実に車道に出るまでは気が抜けない。
うまくいけば下山途中で眺められるかもと、最後の望みを掛けて降りることとした。
急げ急げ 途中までは富士山の見える明るい下山道だったのに・・・
16:15分を廻ったころ、樹林帯に入ってしまい・・・
ダイヤモンド富士timeを木々の中から見る事になった私って・・・
間抜けすぎる・・・
もう笑うしかありません
2回連続同じようなミスをする人は・・・私くらい。
レポ書くのやめようと思うくらい一瞬凹みました・・・
そこから先は薄暗い樹林帯。赤テープも何もないので緊張しながら降りました。
あと30分ほどで暗くなる、ここで間違えたら本当にまずいから慎重に、
明かりのついている建物が見えたときはほっとしました。
登山口から山中湖沿いの車道までは徒歩5,6分でした。
16:35、ようやく山中湖畔到着。
1時間前からスタンバイしているはずだった「長池親水公園」では、
2年前と同じ、ダイヤモンド富士の撮影を終えたカメラマンたちが
湖畔から去っていくところでした。
あの時ちゃんと確認して、あやふやなまま出発していなければ間に合っていた・・・
と思うけれど、もう・・・悲しいとかいう思いはなくなりました、仕方ない、の一言。
でもやっぱりこうして凛とした空気の中で、
ふもとから見上げる威厳に満ちたドでかい富士山は格別です。
心にすー、っと冷たく細かい氷の粒が入っては溶けていくような、不思議な感覚。
この感覚を味わいたくて、何度でも来たくなっちゃうんですよね。
・・・負け惜しみです(笑)
幸い日に4本しかない「ふじっ湖号バス」の時間に間に合い、車内の暖かさにほっこり。
湖畔では今日これから行われる「アイスキャンドル点灯」と「冬花火」を待つ観客たち。
この柵の向こう側、キャンドルが列を作って点灯を待っています。
明かりが灯されたらキレイでしょう~~
私たちは前回見たので、今回は見ずに温泉へ。
時間がなくなってゆっくり出来なかったのですが、今日は「紅富士の湯」
露天風呂からどーんと生富士山が見えるのがすごいです!
内湯から露天への移動距離が長いのもすごいです! 寒くて気を失いそうでした(笑)
(まだ18:20の山中湖畔・街灯が少ないのでヘッデンなしで歩くのは辛い)
そして温泉の休憩所では缶ビールを置いていない、とのことで仕方なくコンビニに寄ってバス停へ。
途中で花火が上がっているのが見えました。
帰りの高速バスの乗り場「ホテルマウント富士入口」まではちょっと誤算の徒歩15分。
新宿行きのバスに乗るまで、ビールはお預けです。
バスに乗ってから、反省会。
乗り換えなし&トイレ付のバスが好きな理由はここにあるのでした
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(この画像は2/6 16:20 絶景くんからお借りしました)
湖畔で会ったオジサマも仰っていましたが、
2/6、この日のダイヤモンド富士は残念ながら雲に隠れてダイヤにならなかったそうです。
(ちょっとほっとしたりして)
翌日の富士山は朝から快晴!キレイなダイヤモンドが見れていました。
朝から山頂がすっきり見えている日のほうが、ダイヤモンドが見れる確率が高いようです。
天気予報を信じて行って見ても、山頂の雲の有無は読めないかも・・・
こればかりはその日になってみないと解らないものだな、
そう考えるとダイヤモンドを見れたらラッキーなのかも、と感じました。
懲りずにまた来年、チャレンジします
長いレポ、お付き合い頂きありがとうございました。