カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

メルヘン北八ヶ岳・景色を堪能編

2010-02-27 | ヤマのこと

つづきです。

ホカホカで快適な山小屋なのですが、「山小屋で眠れない病」の私は、
今回もあまり眠ることが出来ず、明け方やっと眠りに着き、
おかげで又、予定時刻を過ぎても起きれず・・・5時30分起床。


小屋の左手が明るくなってきました、今日も天気がよさそうです。
最初はご来光を拝みに「中山展望台」まで行こうと思ったのですが起きれず却下。

それでも小屋の朝食時間が早い(6:00)ので一緒に起き出し、
せっかくだからもうすこし景色が見たい、温泉やめてピラタスまで行こうか、
と予定変更です。

 
小屋前の朝の気温はマイナス10度。昨日の夕方より温かく感じました。



準備体操して出発~~
目覚めの鈍い身体で「丸山」目指して登ります。

20分ほどの登り、そして山頂に着くと予想していなかった素晴らしい景色が広がっていたのでした・・・


え~~!展望ない、って言ってたけど、やっぱり朝日を拝みに来るべきだったね、ココ。




小さいピークですが、いやいやどうしてやっぱり北八ヶ岳
素晴らしい景色でした。



こんもり&サクサクがいっぱい。
山頂の全てのものが凍てついていて美しかったです。
 


思いがけず素晴らしい景色を堪能した後は、麦草峠まで意外と急な斜面を降りていきます。
2年前、ゲリラ雨に降られたあの夏を思い出したりしながら・・・



つきました~麦草峠。
右手には浅間山がくっきりと。目の前には去年逆コースで歩いた茶臼山。



クリスマスのチョココレートケーキのような麦草ヒュッテ、ここもメルヘン♪
でもあまりに眩しいので、日影で休憩、地図確認をします。




協議の結果、今日は「茶臼山」は巻く事に。超ゆるゆるなスノーハイクもいいんじゃな~い!ということで、
まだ歩いたことのなかった、「出逢いの辻」方面を通ることにしました。
「大石峠」を越え、「オトギリ平」を過ぎると、なんだかとっても視界が広くなり・・・



ただただ真っ白い、雪原に出ました。わぁーー!ここってこんなに素晴らしいところだったの!
あまりの気持ちよさに「うひょ~~」と意味もなく叫んでしまいます・・・



歩みを進めれば、目の前にアルプスの山々が見えてきました。
そうなんです、この気持ちよさは、
「うひょ~~
以外言葉がないのです・・・(表現力が乏しいだけでした)
風もなく穏やかなこの日、雪に吸収され何の音も聞こえてこないこの空間に、
私の叫び声だけが聞こえるメルヘンの森でした



うひょうひょ言ってるうちに、「出逢いの辻」到着。


 
その先は木々に覆われていますが、ふと、来た道を振り返ると「天狗岳」がテカテカ
昨日も今日も快晴でほぼ無風。
絶好の登頂日和だよね~、こんなチャンスめったにないかもね~~、
と話しながら来ました。
私にあとちょっとの勇気があれば、あの頂にも行けたのかな・・・
と、しばらく天狗を眺めながら休憩。

誰一人逢う事のない雪の森に腰を下ろし、ぼーっと眺めることの出来る贅沢な時間・・・


ま、今後ピッケル買う気になったらその時考えよ・・・。
と先へ進みますが、あずまやの先も、うひょうひょの連発でして・・・。




雄大なその眺めに見とれ、足が進みませんでした。


これ以上のことは望みませんっ!ってくらい素晴らしいお天気で・・・



ピラタスへ足を進めると、次々XCスキーで来る方達とすれ違います。
皆さん「いい天気ですね~~!」とニコニコ顔です後ろは「赤岳」


正面には「南アルプス」やら「御嶽山」やら・・・



右手は穂高方面。



五辻の展望台から槍が見えないかと覗き込むワタシ・・・
もう、帰るのが嫌になるくらいの展望でした。



ロープウエイ近くの縞枯れもカリンコリン



結局景色に見とれて進めなくて、余裕見て来たはずなのに夏CT40分のところ、
1時間以上かけてバスの時間ギリ位になってしまいました。
ロープウエイ乗り場に来てもまだ名残惜しくて帰りたくなかった




・・・結局ロープウエイで一気に下界に。
素晴らしい冬の北八ヶ岳をたっぷり楽しませてもらった二日間、北八ツさんありがとうでした。



おしまい。