2010.2.20(土)~21(日)北八ヶ岳へ行ってきました。
ひと冬に一度は行きたくなる北八ヶ岳、晴れの日を狙って計画しチャンスが訪れました。
茅野駅10:20分発のバスは増発が出て、2台。
バスの中からもくっきりはっきり、赤岳から編笠山までしっかり見えていました。
良い天気になりそうです。
渋の湯バス停に着くとすでに、大勢の登山客で賑わっていました。
支度をしてスタートです。歩き始めてすぐに前を行くツアーさんと一緒になりました。
結局、同じ小屋のスノーシューツアーの方たちでした。
樹林帯を抜け、日差しもたっぷりと降り注ぎ暑いくらい!
でも空気が冷たくて心地よく、雪もサラサラで歩きやすい。
今回は新しい登山靴2回目なので、慣らしも兼ねてノーアイゼンで進みました。
そんなこんなで「賽の河原」到着。
強風をイメージしていたのですが、今日はそよ風程度で穏やかでした。
後ろを振り返れば「中央アルプス」(多分)
はー、気持ち良い
賽の河原で休憩して、また森の中へと入っていきます。
普段は薄暗い樹林帯も、雪がついているだけでなんとなく明るいし、楽しいから不思議。
右を見ても左を見ても白く輝く美しい森・北ヤツメルヘンにどっぷり。
ここにいるだけで嬉しくてつい笑みがこぼれてしまいます。
そしてバス停から約2時間30分で「高見石小屋」に到着です。
今回は奮発して小屋泊まりです(・・・でも素泊り)
テントも楽しいのですが、やはり昨年とても寒かったのと、
昨年ここで見てから、どうしてもやってみたかったことがあったから。
それは・・・はい、その通り。XCスキーです
ここ「高見石小屋」では、宿泊者には無料で一式貸し出してくれるサービスがあるので、ここに決めました。
素泊まりでも快く貸してくれます(予約時に連絡済)
チェックインして荷物を置いて、オーナーさんの親切な説明を受け、
初めてのXCスキーの始まりです。
初めてならば、登山道は細いので担いでいって、「白駒池」でやったほうがいいよ、
と教えていただきました。
靴の写真は撮り忘れましたが、先がヘラみたいになっていてその部分だけが板に止まる革靴みたいなものでした。
せっかくなので小屋の横から板を履いていってみます。
ワタシは予想通りコントロールできなくて転がってばかり。
でも危険な場所はないので、雪まみれも楽しいものです。
ダンナは上手に滑っていきました。
実は今回のXCスキー体験は、私のゲレンデスキーに付き合うのがどうしても嫌、
という考えを少しでも緩めてもらおうという、作戦でもあったのです
作戦第一段階は成功、ちゃんと板を履いてくれました(汗)
滑る姿を、もう、褒めまくりです(笑)
「高見石小屋」から下り30分ほどで「白駒池」に到着。
眩しいーー
昨年怖がって歩けなかった(ヒサさん教えてくれてありがとう)白駒池の上を滑ってみます。
ただただ白く広い池の上。
自分のシュプールだけが・・・ステキ
でもなかなかうまく操れなくて、実際は滑るというよりは「歩く」でした(笑)
1時間ほどスキーと雪と戯れて、16:00近くなったのでそろそろ小屋へ帰ろう、と。
テントだと思い切り遊んでもグローブとか乾かすことが出来ないので、
やっぱり小屋にしてよかったな、と思いました。
が、ここからがちと大変。小屋までは上り坂・・・
ダンナは上手にVの字で登っていけるのですが、私は傾斜がちょっとついただけでもう後ろにずり下がり・・・
練習もしてみたのですが、日も暮れるし、にぶい私が1時間ちょっとではうまくなるはずもなく
途中からオーナーさんの仰るとおり、担いで上がることに。
XCスキーの板は細くて長い。でも軽いのが幸い。
それでも板を持つ腕が痛くなり、担いだり付いたり滑らせたりしながら・・・
やっと小屋に到着。1時間近くかかりました。
やっぱり難しいものです。滑れたらそれはそれは気持ちよいんだろうなー、
と感じました。でもいい汗かけたかな。
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17:00、お腹がすいた~~~
小屋では夕食の支度中。
自炊の人には親切にストーブの横にミニテーブルを出してくれたので、
まるで一般の皆さんと同様に食事をしているみたいでした(笑)
この日の小屋は結構混んでいるようで、40人くらいでした。
でも自炊チームは私たちだけでした
写真だけ撮らせていただきました。
左は夕食、右は朝食。朝食はアメ~リカン、ロールパンが一人三個だそうです。
山小屋でパンもあるんだー、と感心してみてました。
夜は満天の星空(相変わらず写真が撮れません・・)
外はさすがに寒く、トイレまでの階段が凍ってて2度も転ぶ私(1回は息ができないほど強打でしんどかった^_^;)
風もなく穏やかでしたが、テントの人はいませんでした。
結局消灯(20:30)ちょっと前までずっと食べ飲み続け、
ほっかほっかのお布団のシアワセに感謝しながら、楽しい1日を終えました。
つづく・・・