2010.3.20(土)~21(日) 丹沢山へ行ってきました。
【予定コース】表尾根→丹沢山(泊)→蛭ヶ岳→裏丹沢へ下山
丹沢には何回か行っていながら、丹沢山は未到の山。
裏側へ降りるとなると私にとってはハードそうなので、3連休の時に行きたいと思っていた。
最初は大倉からシンプルに目指す予定だったが、翌日が雨の予報になった為、
じゃあ、せめて天気の良いうちに景色を見れるルートで、と2年ぶりの表尾根へ。
秦野駅始発7:35のバスは長蛇の列。さすが3連休。
増発便が出て、私たちは後発に乗ったので座れ、バス酔いしなくてすんだ。
気温はもう15度以上あった様な感じだったが、車道脇にはまだ雪が残っていた。
気合入れなおして出発~~
ヤビツ峠についたころから風があったが、まだ風が心地よくて・・・程度だった。
久々の真剣山歩き、もう汗びっしょり
(今回カメラ担当は全てダンナです)
二ノ塔を過ぎた頃から風をもろに受けるようになってきた。
それでも青空の下を歩けるのは嬉しかった。
そして三ノ塔、到着 この後私にとっての第一難関。
(▼が塔の岳)
いつもながらここから進む方向を見ると、あまりの遠さに萎えてくる・・・
「あんなところまで、いけるのか?私・・・」
ここは風が強いので、小屋の後ろに廻って身支度を整える。
ストックは一本しまって、帽子が飛ぶと危険なので閉まって・・・と。
後ろに列が出来てしまわないように、後ろに人がいないことを確認してから・・・
つべこべ言わずに行け~~~!
と南風にあおられながらも鎖場を越え、ふぇ~と言いながらザレ場を通過し・・・後ろを振り返る。
・・・あら不思議。あんなにビビッていたこの通過点、2年前ほど怖くなく、
緊張はしたけれど冷や汗も欠かず通過。高度感になれたのかしら
(多分以前より整備されていたと思う)
は~・・1箇所目クリア。と安堵し「烏尾山荘」到着。
気持ちが落ちついたので、ここでお昼タイムにしよう、とザックをおろすものの、
と・に・か・く・風が強い
立っているとモロに受けます、でもどこにも逃げ場はありません。
南風でも立ってるだけで寒くなるので、仕方なく水だけ飲んで先へ進むことに。
そしてアップダウンを繰り返し、第二関門の鎖場へ。
(う~痛い~~う~~と呟きながら・・・)
ここの鎖場は私は平気な場所だったのですが、今回平気じゃないのは私の「肩」
実は今年1月から四十肩もどき(笑)で利き腕の右腕がとても痛い。
ひどい日は寝返りもツライ、つり革もつかめない、洗濯物も干せない、
着替えも痛い、Gパンの後ろポケットに入れたものが取れない・・・
うっかり無理な姿勢をとると激痛が走る。
この1週間ぐらい少し良くなってきていたので思い切って来て見ましたが、
やっぱり右腕を後ろに廻すと痛みが
左手で鎖を掴んで右手を水平以上上げないようにと、工夫してなんとか下りました(恥)
途中、ほんの少し風をよけられる木の下で、予備に持っていたパンで、
簡単に昼食を済ませました。
ザレ場の橋もさらにきれいになっていた様で?安心して通過できます。
この先不安な場所はない、不安なのは自分の体力のみです
振り返ればもう三の塔はあんなに遠く。後ろを振り返って歩いてきた行程を見ると元気が出るもの。
書策小屋は以前通ったときも休業中でしたが、小屋のオーナーさん?が昨年亡くなったと聞いたような。
その為の小屋撤去作業中のようでした。まっさらになってました。
「木ノ又小屋」到着。もうこの頃私はヘロヘロ。
表尾根がこんなに辛く感じるとは・・・情けないったらありゃしない
最近ラクばかりしていたから身体がなまったのか?
NEW靴の重さをひしひしと感じ、足も上がらない(脚力が靴に対応できていないらしい)
尊仏山荘が射程距離に入ったので、「小屋に着いたらジュース飲む」
と自分を奮い立たせ、ヨレヨレになって到着・・・
到着はしたものの、霞んでいて富士山はまったくシルエットすら拝めませんでした。
朝からずっと風に当たっていたせいか?なんかカラダが変。
そういえば今年はよく風に吹かれるなぁ・・・もう風は嫌!風のないところに行きたい!
と小屋の中でジュース休憩となりました。
風のない場所ってこんなに穏やかだったのね・・・となんかほっとしてしまいここで終わりそう・・・
ニャンコにはまたしても会えませんでした、残念。
ちょっとゆっくりしすぎました・・・15分ほど休憩し、さてここから先は初めての道。
実はどれが「丹沢山」のピークだか解らず、まだあんなにあるのか・・・と思う。
今日は本当にバテバテで、もう言葉も出なくなったワタシ。
もうこっち方面へ歩いてくる人は誰もいない・・・遅くなっちゃったなぁ、
絶対にたどり着かないとと今度はビールを目標に歩く。
(左:竜ヶ馬場より塔の岳を振り返る)
塔の岳~丹沢山までの道はゆったりと歩きやすい気持ちのよい尾根でした。
天気が良かったら、すごくキレイなんだろうな~。
自分を励ますため、歌を歌いながら歩いていると「丹沢山0.5km」の道標が。
え、うそっホント
ホントでした~~~!
やっと着いたよぉ~~~
見たかったんだ、この日本酒の名前のような木の山名標識(なんて言うんでしょう?)
結局ヤビツのバス停からバテバテで6時間もかけて15:06到着。
残念ながらここからは何も見えなかったが、天気も持ってくれてよかった。
映像が早送りされているようなスピードで雲が流れていく・・・
この後、風だけじゃなくさらにすごい天気になろうとは・・・
予約をしていた「みやま山荘」の玄関を開けた。
【1日目 ヤビツ峠8:50→塔の岳13:35 塔の岳13:50→丹沢山15:06 休憩含む】
続く。