カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

雲上の日本庭園・鳳凰三山 【前編】

2011-10-15 | ヤマのこと

2年前の三連休、体調不良のまま行きたい気持ちだけで強引に決めたものの、
あまりの具合悪さに山行途中で初めてリタイヤして下山した山、鳳凰山。

悔しさと情けなさで次の日程を考えるも、そういう事にはなぜかこだわりたい私(笑)
リベンジの日は絶対に同じ紅葉の時期、そして絶対に晴れの日、と決めていた。

昨年の10月三連休は雨、絶対に晴れの日に、と決めていたので迷わず中止。

そして今年。天気予報は珍しく3日間とも晴れ。体調も悪くない。
悪いのは台風の塩害か?紅葉がハズレ年だという事・・・


紅葉がハズレとか、そんな贅沢は言えない!晴れ予報だけでもありがたい。
私にとって近いのに遠かった鳳凰山。2年越しの思い、果たすことが出来るのか・・・


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2011.10.8(土)


新宿駅6:30発・臨時のあずさを乗りついで、韮崎駅到着。
ここからタクシーで「夜叉神登山口」へ(タクシー代金約7,300円)
甲府からのバスで行けば登山口まで¥1,380で済むのだが、登山口着が10:00過ぎ。
行程が長く、遅くなりそうだったので奮発しました。


 
夜叉神登山口の駐車場はかなり一杯の様子。
支度をし、9:45スタート(結局もたもた準備でバスで来るのとたいして変わらない・笑)
天気が良く、気温が高かったので早くも大汗をかきます



1時間ほどで夜叉神峠到着。前回よりはましだけど、白根三山は途切れ途切れにしか見えず。



休憩後、スタート。木の上にとろろ昆布が一杯


 
峠からは最初は緩いのですが、すぐに傾斜がきつくなります。
その後は、緩いけどただひたすら登りの道が延々と続きます。
前回歩いているのでペース配分は良好、順調に歩みを進めます。



この「杖立峠」の道標は多分「大崖頭山」あたりのことだと思うのですが・・・
本当の峠はもう少し先?



あんなに青かった空がすっかり曇ってしまい、ちょっとがっかり。
それでも今年初めての色付く木々に元気をもらって進みます。


 
12:40、開けたところに到着。
懐かしい!2年前、あまりの具合悪さに引き返した場所。
前回同様、ここで昼食をとりますが、前回は座るところもないくらい混雑していたのに、
今日はここまでまだ4,5組しか会ってない??なぜー?

30分ほどの昼食の後、まだ見ぬ道へと入っていきました。




このあたりが火事場跡?曇っているので寂しい感じですが・・・


 
ただ黙々と歩くこちらからのコースは、斜度は緩いのですが距離はやっぱり長いです。
だけどこちらを選んだのは、何かの本で夜叉神峠からのルートは、
”南アルプスらしい鬱蒼とした森の中を進んでいく味わい深い道”というのを読んだから。
なるほど苔とツガの香り好きな私には、楽しいルートだと感じました
もうひとつの目的もあるし・・・



と、エアリアのCTよりずいぶん早く「苺平」の道標が出てきて嬉しい
なんだかんだ言っても疲れたよ~(笑)ここからは緩い下りでテント場まで30分。



ここからの道は本当に素敵でした(平坦だし・笑)
良い香りと苔に包まれシアワセな歩みです。



白いキノピーに「待ってたよ」と言われた気がしながら・・・




1箇所、ココは山の中なの?と思うほど広くて平らな尾根道を更に進むと・・・



木々の間に色が射してきて・・・



14:45、やった~南御室小屋到着です


 
こんな山の中にこんな広い場所があったの?と思うほど広々気持ちいい。
ほとんど誰にも会わなかったのに、ここに来たら人が一杯(笑)
賑やかなテント場はこの後更に増え、60張り程度だったようです。

ささ、もうひとつの目的


 
南アルプス天然水 美味しいー  山の恵みに感謝ですね。
手がしびれるほど冷たくて美味しい水がじゃばじゃば出ていました。

うわさには聞いていましたが、本当に素敵なテント場
トイレもキレイだし、小屋のお姉さんはキレイだし(笑)
賑やか過ぎるのは連休だから仕方ないとして・・・
(かなりうるさい関西のグループが一組・同じ位の年齢のオトナが騒いでて恥ずかしかった!)



 
夕飯は前々回と同じチリビーンズとアボカドサラダ。
今回はそれを”トルティーヤ”で包んで頂きますが、トルティーヤ焼く為に霧吹き持ってくる人出現
(だからザックが重くなるんじゃ・・・)

夕方はあまり天気が良くなかったので、翌日の天気が心配でしたが・・・
疲れていたので耳栓してよーーーーく眠れました。



【行程】夜叉神登山口9:45→夜叉神峠10:44~10:54→杖立峠道標12:15→ホントの峠?12:42~13:10
→苺平14:10→南御室小屋テント場14:45


翌日へつづく