つづきです
辿り着いたのは懐かしい思い出の”稲子湯”
ここは2009年に日帰り入浴できた場所
温泉と宿のご家族のお人柄がよく げんさんもオススメなのでいつか泊りに来たいと思っていた宿
電車移動の私達には案外近くて遠い小海線エリア
今回ふと思いついて電話したら空いてますよ とのことで泊りに来れました
電話した時に おかみさんにシャクナゲ尾根の事を聞いて
あまり人が歩いていないから迷わないように
もし日没近くになってしまったら必ず電話するようにと言ってくれました
部屋に通され さっそくお楽しみの温泉へ
プチプチしゃわしゃわする炭酸泉は健在 今回も飲みましたよ 胃腸にいいようです
部屋は昔ながらのなんの変哲もない創り
部屋に通された後は 何も干渉されない 余計なものは一切ない
でもそこがまた あっさりしていていいんだな 疲れた心と体がすーっと癒されていくのがわかるのです
温泉でゆっくりした後は お楽しみの夕食です
山の中の一軒宿なので おしゃれなものは何もありませんが
近所で採れた野菜や 山の幸 しっかりとした昔ながらのお宿の味 食べきれないほどの量
ほら こーんなにいっぱい
茶わん蒸しは写真撮り忘れましたが 大きな松茸(ツガタケだそうです)が入っていて
からだじゅうにシアワセな香りが広がりました
静かな山の中でぐっすり眠り 起きたらまた温泉 またごはん
朝食もしっかりとみんな手作り どれもこれも美味しくて
ハムエッグ 懐かしいなぁ
岩手に帰ると 他界した義母がいつも作ってくれた朝ごはんとおんなじだ
これで一泊二食 ¥9500 安い!
帰りにはおかみさんがおみやげに と 近所の高原で朝採れたという野菜を持たせてくれた
おかみさんは御年89歳
以前お会いした時とちっとも変りなく 元気に旅館業に精を出していた
日帰り入浴でこられてた方も声をかけたりと おかみさんのファンも多いよう
また是非いらしてね
と送ってくれた
ああ やっぱりここに来てよかった
田舎のおばあちゃんちのようだと思った5年前と なんにも変っていなかったのが嬉しかった
あの時と同じように小海町営バスにのって松原湖駅へ
誰もいない 何もない 無人駅
鳥の声と 風の音しかしないホームに 踏み切りの音がカンカンカン
車の人には日帰りエリアの八ヶ岳も
電車派の私達には泊りじゃないとこれないから ちょっとだけ特別な気分が味わえる
日帰りできていいなぁ と思う反面 不便なのも悪くないと思ったりもする
ここに来ると 急いでばかりじゃだめだよ と教えられる気がするから
疲れたら またこよう
■行程■
小海町営バス稲子湯BS8:40→松原湖入口9:03 松原湖9:24→小淵沢10:28 中央本線小淵沢10:34→甲府11:20 かいじ11:29→新宿13:05