常念岳~蝶ヶ岳はこちら
徳澤園
上高地を知っていて 知らない人はもちろんいない とくさわえん
今回は ここに泊まるのが目的の山歩きでした
ここに泊まるために 焦って降りてきたのでした
先週の秋休み 台風で縦走を諦めた時 ふと浮かんだ有給変更 台風後の土日は絶対晴れるはず!
と申請してあった休みを一日 翌週の月曜日に変えてもらい
平日なら泊まれるかもしれない・・・と予約の電話を入れました
紅葉の時期が一番混む上高地エリアですが 今年は早くに紅葉が終わってしまったからか?
直前予約でも個室を取ることが出来ました
私にとっては憧れ以外の何物でもない「徳澤園」
テントの受付の時だけ入れるこの玄関 いつかはテントじゃなくて泊まってみたいと憧れ続けた
「徳澤園」
今日はこの奥に入れるんです 夢のようです
料金的に決して高い訳ではないし 観光地だから山に登らない人も泊まるし
泊まる気になれば相部屋もあるし いつだって(予約が取れれば)泊まれるのだけど
なんだか普通の宿のように泊りにくるのは違うって ずっと思ってた
泊まれるときが来たら 個室限定で と思ってた
山歩きを始めてから8年
それなりに上高地にも足を運び ここ徳澤でもテント2回張った
それなりにこの北アルプスも歩いてきた
だから私もそろそろ 徳澤園の中に入っても許されるかな
自分がふさわしい人になれたかな?と思えるようになったら と決めていた
予約が取れたということは 今日がその日だったのでしょう
ずっと憧れだった徳澤園
中に入り 一瞬でその素晴らしさを五感で感じることが出来た
埃のひとつもない館内 ひとつひとつが大切に管理されているのがわかるしつらえ
登山帰りの汚れた服で入るには 申し訳ないくらいのTOKUSAWAENクオリティ
いつもこの前を通る度に
浴衣で登山者を見下ろせるオトナになりたいと 見上げてたテラスに今いる・笑
憧れるものは あったほうが楽しいですよね?
簡単に叶う夢なんて 夢じゃないですよね?
二日間の汗を 信濃白炭の湯 で流し 楽しみな夕食の時間がきました
いつもみちくさ食堂から ガラス越しに覗いていたこのダイニング 今日は中に入れるんです
みちくさ食堂のメニューを食べれば 宿の味はだいたい想像できるけど
そんな想像は意味を持たないほどの 納得の素晴らしさでした
ひとつひとつ愛情を注ぎ 丁寧に作られたのがよく解る 見た目にも美しいお料理
素材の甘さが感じられる 厳選された新鮮野菜たち 美味しいお米
もう言葉なんてない 前菜からデザートまで すべてがそれぞれに美味しくて 笑みが止まらない
ただ一つ残念なのは こんなに美味しいお料理を1時間で食べ終わらなければいけないこと
こんなお料理なら 何時間でも飲んでいられるのにね
お料理の写真は控えますね 次に楽しみにされている方が 楽しめますように(・∀・)
食後は暖かな暖炉のあるラウンジでまったり 本を見たりくつろいで
幸せな夜は静かに更けて行きました
゜+o。o。o+゜☆゜+o。o。o+゜☆゜+o。o。o+゜☆゜+o。o。o+゜☆゜+o。o。o+゜
翌朝
ふわっトロなオムレツの朝食を頂き 宿をあとにします
今年がちょうど銀婚式だった私達
当初の記念計画が計画倒れとなったのですが 徳澤園に泊まるという想いが叶って
良いお祝いが出来ました(*^_^*)
8:30 チェックアウトの時間です
月曜日は夕方から雨の予報でしたが 朝からもう雨が降り出しました
う~ん おひさまに輝く黄金の落葉松を見たかったのだけど
これじゃ去年と一緒だね まあこれ以上の贅沢は言えないでしょう
昨日までの暑さがうそのように 今朝は寒くてダウンと手袋が必要なほど
やはりもう 冬はすぐそこなんですね
落葉松の紅葉はバスターミナル~大正池~ダムあたりが一番見頃のようでした
こうして私の2014年アルプスは終了
天候不順で思うように歩けなかった短い夏
早く来年になってまたここに戻って来たいなぁ
ずいぶんと気が早いけど 地図を眺めての妄想登山は今から始まります