2020.8.14(金)
今日は八幡平へ行きます
八幡平頂上行のバスに乗るためまた田沢湖駅へ戻ってきました
田沢湖駅から約2時間バスに揺られ八幡平へ到着
この日の天気予報も曇りのち雨
田沢湖駅を出るときは晴れ間ものぞき、ちょっと期待してたけど、
アスピーテラインに入ったとたん、あたり一面真っ白な世界 夕方かと思うほど暗い・・・
雨が降り出さないうちに急ぎましょ
(ズダヤクシュと?)
八幡平はふもとから2時間もかかるけど、岩手でもあるしなぜか惹かれる好きな場所
去年5月末にドラゴンアイ(には早いけど)見に来たばかりだけどまた来ちゃった
だんなの実家に帰る途中で雨の中寄った以来、夏にちゃんと来ていなかったので楽しみだったのです
歩き始めは真っ白な世界
こんな中でクマさんとバッタリしたら怖いので、今日もクマ鈴です
ここは・・・か、鏡池・・・デスカ?
真っ白な世界をまずは山頂へ
昨日は見れなかったクルマユリがみれて嬉しい
関東で見るマルバタケブキより小ぶりなトウゲブキ
山頂のすぐ下、蒸けの湯へ降りる分岐
そう!これこれ、この標識変わってない!懐かしい~~
結構小さな石がおおくて疲れた足に堪えた記憶がよみがえる
今回は大好き過ぎて忘れられない裏岩手縦走の思い出を辿る旅でもあるのです
山頂の展望台は以前の写真見ると立て直されたみたいですね
登ってみるけどなーんも見えない
なんとなく明るくなってきた気もするけど
オオシラビソの毬果が標高の高さを感じさせてくれます
ここの滞在可能時間は3時間ちょっと
時間はあるのでゆっくりしましょう
ガマ沼の分岐まで来ると、ラッキーなことに先ほどまでのガスが消え八幡沼の全貌が見えるまでに
はぁーー、やっぱり八幡平は静かで雄大 何度見ても良いね
観光客も少ないのでここのベンチで昼食としました
※レストハウスで昼食を取るのも時間がもったいないと、カップラーメン持ってきて正解
なんとコロナの影響で食堂は休業中でした(調べなかった私が悪いのだけど)
公共機関でくる場合はレストハウス以外何もないので要注意
昼食後は八幡沼を回ります
斜面を黄色く染めているのは・・・
トウゲブキだけではなく、ニッコキスゲミックス!
秋田駒ケ岳ではもう終わっていたし、今年は会えないと思っていたから嬉しい!
陵雲荘のベンチから眺めるのもまた素敵です
木道へ進むとハチマンタイアザミ
ヨツバシオガマ・ワタスゲ・イワショウブ?・ホソバキソチドリ
うわぁ・・・
タチギボウシの紫色が この広い湿原に静かに揺れて
こないだまで歩くことも辛かったから、ここにこれただけでも嬉しいのに
こんな美しい湿原まで見せてもらえて、やっぱり八幡平サイコーっす
このお星さまみたいなのはなんだろう?
ここの地糖だけにょきにょき・・・もしかしてミツガシワが咲いていたのかも?
ニッコウキスゲらぶ♪
よーく覗いてみるとモウセンゴケ
ヒメシャクナゲが咲いていたのかな
すっきり青空は拝めなかったけど さっきまでの薄暗い白い世界からしたら
時折日も差して 嬉しすぎる空模様
ちょっぴり秋の気配も感じ、もう楽しくて気持ちよくて離れがたいほど
ミヤマアキノキリンソウ・シロバナトウチソウの残り
オクトリカブト・ヤマハハコ/ハチマンタイアザミ・ヨツバヒヨドリ
エンレイソウの実・サンカヨウの実など見ながらぐるっと一周して見返峠へ
振り返る岩手山は雲の中
ここまできたら急に大粒な雨が降ってきて、傘をさしてバス停まで戻りました
たまたま湿原を歩いている時間だけ晴れて 今日は本当にラッキーでした
山の神様、ありがとう
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一日に2往復しかないバスでまた来た道を行きます
車窓から眺める懐かしい蒸けの湯BSや大深温泉の看板
そして、
懐かしい”玉川温泉”へ
今日は日帰りではなくお泊りです
部屋はこじんまりシンプル(冷房がないw扇風機はあった)
食事は湯治、という意味もあるとのことで朝も夜も野菜中心のバイキング
お酒はいろいろ種類がありましたが、旅館並みのお値段でした
コロナ対策がかなり念入りにされていて、到着時の宿側のチェックインリストも
氏名だけではなく、地域まで書かれていました。宮城県、神奈川県、埼玉県、東京都・・・
入館時体温チェックはもちろん、体調チェックリストみたいなものも記入
goto対象外わかってますチェックにもサインさせられました('Д')
お気を使わせてしまい、すいませんでしたねぇ・・・
一息ついてさっそく身体にビリビリくる強酸性のお湯を堪能
泊まれば何度も入れるからいいけど、館内広くて迷子になりそうでした
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到着時から明け方まで土砂降りだったので、朝食後に気になる場所を確認しに行く
そうだ、ここが焼山登山口だったんだ
あの日、ここに降りてきた
まだ山歩きの経験や知識があまりなくて、
後になってみれば自分にとって無茶な工程だったりしたけど
気合でやり遂げた、あの時は(11年前)若かったなぁ
焼山は生きている
私たちはそれを知っている
この大地の恵みも ずっと生き続けているとは限らないことも
裏岩手縦走の思い出の一部を辿った、2020年夏の旅
もうあんなには歩けないかなぁ、いや、まだ頑張れるかな?いろんな記憶と思いが交差する
鮮やかによみがえる記憶を持ってるって幸せなことかも
山歩きをしてきて本当によかった、としみじみ思ったコロナ禍の夏
【行程】田沢湖駅BS9:30(羽後交通)⇒八幡平頂上11:44
~八幡平散策~八幡平頂上BS15:05⇒玉川温泉BS15:59
玉川温泉BS10:24(秋北バス)10:24⇒田沢湖11:46/12:34⇒新幹線⇒東京15:32
前日の秋田駒ケ岳編はこちら
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