カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

めざすはウノタワ

2020-11-10 | ヤマのこと

2020.11.8(日) 埼玉県のウノタワへ


いつか行きたい、できれば紅葉の時期にと思っていたウノタワ
なのにうかうかしてたらどうやら今年はもう紅葉も終盤だとか・・・

昨年の秋は台風被害でダメ、来年はまたどうなるかわからない、
紅葉時期の土日に晴れるかどうかもわからない
だったら終盤でもいいから今、行かなくちゃ!

と意気込んだものの、今回はスタートからつまづきの連続
秩父側の”一の鳥居”から目指すつもりで前日にタクシーを予約しようと電話をしたら
「日曜日はもう一日中予約でいっぱいで無理です」
「えぇー?!」
もう一社にも同じ理由で断られ、がっくり
なにかイベントでもあるのか?それともこの時期特有のものなのか?

う~ん。。。。。

ダメと言われると余計に行きたくなる性分なので、なら飯能側から行きますよ!
と飯能駅7:10始発のバスを目指して駅に着いたら、
一本早い電車で行ったにもかかわらずバス停は長蛇の列!
一台のバスにぎゅうぎゅう密で1時間は乗りたくない
でもそのバスがぎゅうぎゅうになってもまだ並んでる私たちも乗り切れない
「次の定期バスをお待ちください」って・・・またまたがっくり

朝一番に乗らないと帰りのバスの本数も決まっているから間に合うか不安
仕方ない、諦めてそのへんお散歩して帰ろうか・・・
とイマイチ踏ん切りがつかないでいたら増発が20分遅れで予告もなしにやってきた!
なんだぁ、言ってよぉ~(嬉)

でもスタートからつまづいた時の山行はうまくいかないことが多いんだよね・・・
と約1時間、バスに揺られて8:20 名郷到着



名郷バス停から白岩林道を歩き、登山口についてもどんより曇り空
前日の天気予報は今日は晴れの一日だったのにぃ

妻坂峠方面(山中林道)はきれいな沢沿いの道らしいけど
一昨年の台風から橋が流出し通行止めなので
鳥首峠まで杉林の薄暗い九十九折を無言で登っていく



ふーふー言いながら峠につくと 目の前で明るく色づいた木々が迎えてくれた

この日は気温が高かったのもあり、11月なのにすでに汗びっしょり
体調に不安な朝だったけど案外CT通りにこれたので
ここまでくればあと少し、がんばろう



峠からまた急登を登っていくと、気持ちの良い尾根に出た



いい感じになってきたかな?



と思いきやまた登り、登りきったところで



おっ?



わ~い
どんより曇り空が途切れて、青空が現れた



その先も小さくアップダウンしながら一ヶ所岩場を降りると

もしかして・・・


あれは



あれは!



でたーーウノタワーーー♪
見たかった風景が森の中にポッカリあらわれました







『昔ここは大きな沼になっていて山の神様の化身の鵜が住んでいた。
 この鵜を猟師が誤って射ってしまい死なせてしまった。
  すると鵜もろとも沼は消滅してしまった。
 ウノタワの地名は鵜の田(ウノタ)から来たもので
 地元の人にはいまだにウノタの名称で親しまれている。』

という伝説のウノタワ



ここが沼だった証なのか?真ん中のこの一帯だけ苔がモフモフしている

こういう森の中の突然広場が現れるの、奥多摩の山の中にもあった気がする
名のあるピークとピークを結ぶ、通過点になりそうなところだけど
ここを目指してくる人も(←自分)多いでしょうね、と思える素敵な場所でした



たくさんの人が思い思いのスタイルで、この広い窪地の秋を楽しんでいる




稜線に乗ったら諦めていた晴れ間ものぞき
紅葉も終盤とはいえ、十分美しい森の輝きに深呼吸
念願のウノタワ、堪能しました



バイバイ、またね

帰りは来た道を戻ります



さっきの岩場を通り





過ぎゆく秋を惜しみながらの楽しい尾根歩き



鉄塔撤去跡地からは



奥武蔵の山々が見えた
自然林と植林の境がくっきりわかる
あの色付いた紅葉トンネルの中はさぞかし気持ちが良いだろうな



あれ?1059m?
天神山ってどこだったの?道標もピークも見落としたらしい





標高1000mあたりの斜面がほんとキレイだったな



鳥首峠まで戻ってきました
前回、有間山からここへ下ってくる手前の斜面で
あまりの急下りに”もうここには二度と来ないぞ”と思ったのは割と最近・笑



またぐいぐい杉林を下り



三回ほど沢を横切り



白岩集落跡へ

林業・主に炭焼きが盛んだったこの集落は
昭和25年頃には23軒あった家も昭和60年以降は無人となったそう
上質な岩石のため今も続いている採掘
集落から白い山肌を見上げながら林道まで戻ってきました

林道まで戻ると、予想以上に早く着いたことに気づく
携帯の電波が届かないのでキャンプ場あたりまで来て調べたら14:03のバスがあり
間に合いそうな感じだったので足早に降りて



無事バスに間に合った~

スタートでつまづいたのに珍しくスムーズにいった今日の山
鵜さまの御利益か?
なにはともあれ、2020年の山の紅葉に間に合ってよかったよかった◎
ありがとう、ウノタワ





【行程】
大江戸線練馬駅6:05⇒飯能6:55/飯能BS7:30(増発)⇒名郷S8:20

名郷BS(326m)8:30⇒登山口9:13⇒鳥首峠(953m)10:20⇒天神山(1,130m)⇒ウノタワ(1,075m)11:10~11:45
⇒鳥首峠12:30⇒登山口13:05⇒名郷BS13:50

名郷BS14:03⇒飯能BS15:01/飯能駅15:14⇒大江戸線練馬駅16:00




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